エンダウメント投資とは、米国ハーバード大学などが実践している「寄付金で財団や基金を設立し、寄付で集められた資産を元本にして運用する投資」のことです。今回は、そのエンダウメント(大学基金)の高いパフォーマンスを支えている戦略について解説します。※本連載は、GCIアセット・マネジメント代表取締役CEOの山内英貴氏の著書『エンダウメント投資戦略』(東洋経済新報社)より一部を抜粋・再編集したものです。

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エンダウメントの「驚異的な実績」を支える運用戦略

エンダウメントのすばらしい運用実績を支えているのは、こうした長期運用が可能な運用資金の性格を十分に生かした運用戦略にあるといえるでしょう。

 

短期間の成績にじたばたせず、10年間とかそれ以上の期間にわたって運用を継続していくことを前提に、運用戦略を洗練させてきた成果です。本気のぶれない長期投資の姿勢そのものが、イェールやハーバードの驚異的運用実績を支えてきたといっても過言ではありません。

 

[図表2]

「エンダウメント」と「個人投資家」の意外な共通点

エンダウメントは、運用規模が巨額で、最先端の金融理論にも精通したプロ中のプロが運用を行っていることなど、個人投資家と対極にある存在に思えます。たしかにそれは事実です。

 

しかしながら、運用資金の性格を考えると、借金ではなく、自己資金を長期で運用できるという点で、エンダウメントと個人投資家はとてもよく似ているのです。これは、銀行や保険会社、GPIFなど巨大な機関投資家にはない、個人投資家の強力な武器です。

 

武器はぜひ積極的に活用しましょう。それは時間を有効に活用する、時間を味方につけるということにほかなりません。株式投資でも、よく長期でじっと持ち続けることの大切さが説かれます。

 

しかし、ポートフォリオの分散をしておかないと、ドローダウンが発生したときに、不安に耐えられずに損切りしてしまったり、逆にプラスのリターンが出て早々に利益を確定したりという行動に出てしまい、それでは長期投資になじみません。また、たとえばこれから数年間は日本株が強いと考えたとしても、そうならないリスクも常に存在します。

 

個人投資家は、エンダウメント投資戦略をお手本にすることで、積極的な長期分散投資という、銀行や保険会社が真似できないような本腰の入った運用をすることができるのですから、この無理なく時間を味方にする資産運用法を活用していただきたいと思います。

 

[図表3]
 

 

山内 英貴

株式会社GCIアセット・マネジメント 代表取締役CEO

 

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山内 英貴

東洋経済新報社

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