老眼生活はこう続く「4パターンの老眼症状」
老眼の人は、多焦点眼内レンズ手術を受ける前にはどのような見え方を経験しているのでしょうか。目の状態ごとに、いくつかのパターンに分けて紹介してみます。
パターン1 老眼+正視の人の見え方と進行過程
まず老眼になる前に正視だった人は、これまではずっと裸眼で過ごすことができたので、メガネやコンタクトレンズを使う生活に慣れていないと思われます。そのため「できるだけメガネをかけたくない、少なくとも使う時間を短くしたい」と考える人が多いようです。
最初に不便を感じるのは手元や近距離の見づらさですから、近用レンズの老眼鏡が必須となります。「遠くはまだよく見える」と感じるため、近くを見るときだけメガネを使うようにするわけです。
このときに単焦点レンズの近用老眼鏡を選ぶと、少しでも離れたところのものを見るときはメガネをはずしたり、ずらしたりしなければなりません。いかにも老眼特有の動作ですので、近年は近用ワイドレンズなどを選ぶ人が増えています。これなら30㎝~1mの距離がクリアに見え、職場でもデスクワークが中心の人であればメガネの着脱回数を減らすことができます。
老眼が進むと、これらのメガネを使用してもピントが合わずにぼやけて見える距離が増えてきます。それを機に遠近両用レンズのメガネを作る人も多くなります。遠近両用のメガネに使われるレンズは、1枚の中に、「遠方」が見えやすい度数の部分と「近方」が見えやすい度数の部分とがあります。
三重焦点レンズや累進焦点レンズなら、さらに「中間」が見えやすい度数の部分も含まれています。使う人はそれを視線の向きにより、遠くを見るときはレンズの上のほうにある遠方用、手元を見るときはレンズの下のほうにある近方用というように使い分けることになるのです。
さらに老眼が進むとピント調節力が残り少なくなり、遠方も近方もどんどん見づらくなります。遠近両用メガネはそのどちらも見えるようにするものですから、強い老眼に対応するものほど「遠方」の度数と「近方」の度数に大きな差をもたせなければなりません。つまり老眼が進めば進むほど、その目を矯正するために必要な遠近両用メガネは、特有な見え方の傾向が大きくなってしまうわけです。
例えば、近方を見るために加えられた度数(加入度数)が強くなると、見るものの形がゆがんで見えたり、まっすぐのはずのものがカーブを描いて見えたりします。
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