コロナウイルスは目からも感染?コンタクトレンズのトラブル

何かと便利なコンタクトレンズですが、角膜上皮障害など、目の病気を患うリスクがあります。鈴木眼科グループの鈴木高佳氏が、新型コロナウイルスの感染リスクも交えながら、コンタクトレンズの注意点について解説していきます。

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コンタクトレンズによる角膜障害のリスク

コンタクトレンズはメガネをかけたくないときに便利なものですが、使い方を間違えると目にかかる負担が大きくなります。コンタクトレンズを製造・販売する事業者で構成された一般社団法人日本コンタクトレンズ協会は、公式サイトで4つの「コンタクトレンズによる目の病気」を挙げて注意を促しています。

 

角膜上皮障害

 

長時間つけ続けている、レンズが汚れているなどの理由で角膜上皮(角膜の外側表層)に傷が付いたり、上皮細胞が剥がれたりすることがあります。

 

細菌性・真菌性の角膜潰瘍

 

角膜上皮の傷に細菌やカビが侵入することによってそれらが繁殖し、潰瘍が生じます。治療後も視力障害や混濁が残る場合があるので注意が必要です。

 

アカントアメーバ角膜炎

 

アカントアメーバ(汚れた水や土の中で生息する微生物)がレンズに付着して目に入ると、角膜上皮に傷があった場合、そこから侵入して感染する可能性があります。発症すると非常に治りにくく、視力障害が残ったり、失明したりすることも少なくありません。

 

巨大乳頭結膜炎

 

アレルギー性の結膜炎の一種です。レンズに付着したタンパク質などの汚れが原因でアレルギー反応を起こし、結膜(上まぶたの裏側)にブツブツ(乳頭)ができて炎症を起こします。

 

このなかで、特に気をつけたいのは角膜感染症のなかでもアカントアメーバ角膜炎です。アカントアメーバは海水や温泉、水道水にも生息していることがあります。初期症状は目ヤニや充血が見られる程度ですが、悪化すると失明に至る恐れも出てきます。

 

そもそもコンタクトレンズは角膜に直接のせて使うものですから、角膜を傷付けるリスクが高いことを忘れないようにしなくてはなりません。長年にわたって使い続けている人ほど、衛生面や安全面で「この程度なら大丈夫」と過信してしまう傾向があるようです。

 

日本眼科医会はそのほか、コンタクトレンズの使用が原因になる眼疾患として眼瞼下垂(がんけんかすい)やドライアイにも注意を促しています。

 

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鈴木眼科グループ代表

神奈川県逗子市出身。栄光学園中学校・高等学校卒、1994年日本医科大学卒。日本医科大学付属第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院眼科に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術をはじめ眼科一般の経験を積む。

2002年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わる。また同年、日本国内での多焦点眼内レンズの厚生労働省治験を行った、東京歯科大学水道橋病院眼科のビッセン宮島弘子教授の助手として同眼科に勤務し、2006年3月まで、手術、診療、臨床研究に従事。同大学ではほかに、レーシックをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。

2006年国際親善総合病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者の診断と治療を担当。

2010年4月、神奈川県横浜市のJR戸塚駅前に戸塚駅前鈴木眼科を開院。現在は同クリニックの理事長を務めるほか、同クリニックをはじめ県下に計4カ所のクリニックから成る鈴木眼科グループの代表を務める。

著者紹介

連載メガネ・コンタクトレンズはもういらない!多焦点眼内レンズ入門

メガネ・コンタクトレンズはもういらない!多焦点眼内レンズ入門

メガネ・コンタクトレンズはもういらない!多焦点眼内レンズ入門

鈴木 高佳

幻冬舎MC

鈴木眼科グループ代表の鈴木高佳氏が老眼・近視・乱視・白内障の悩みを老眼鏡なしで解決する多焦点眼内レンズについて解説します。

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