コロナ禍、何度もやってくる株価急落はカラ売り絶好のチャンス

日経平均株価の上値が重い展開が続いている。高値を更新した2月以降、2万9000円から3万円台を中心に推移している。東京都に「まん延防止等重点措置」が適用されるなど、全国でコロナの第4波も懸念されている。株価は上か下か、どちらに動いていくか。「株のお姉さん」として親しまれる雨宮京子氏が株価が下落相場でもあなたの資産を守り、逆に増やすという「株の売り方」の極意を明らかにします。本連載は雨宮京子著『世界一わかりやすい株の売り方』(フォレスト出版)より抜粋し、再編集したものです。

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カラ売りで実際にどんな儲けと損があるのか?   

さて、カラ売りできる銘柄ですが、基本的に信用取引ができる銘柄であれば、どれでも可能です。ただ、証券会社によって取り扱いが異なることもあるので、問い合わせて確認する必要があります。

 

具体的に、カラ売りとは、どんなものなのか?

 

以下に儲かった例と、損をした例を示しますのでイメージしてみてください。図表1にカラ売りで儲かった例、図表2にカラ売りで損をした例を挙げてみます。

 

曙ブレーキ工業(7238) ➡ 日足チャート、移動平均線は5、25 日線 出所:SBI証券より作成
[図表1]カラ売りで儲かった例 曙ブレーキ工業(7238)
➡ 日足チャート、移動平均線は5,25日線
出所:SBI証券より作成

 

 

オリエンタルランド(4661) ➡ 日足チャート、移動平均線は5、25 日線 出所:SBI証券より作成
[図表2]カラ売りで損をした例 オリエンタルランド(4661)
➡ 日足チャート、移動平均線は5,25日線
出所:SBI証券より作成

素人は「両建て」には手を出さずに銘柄は分けること 

信用取引の手法に、「両建て」というものもあります。文字通り、売りと買いを両方行う手法です(図表3参照)。

 

[図表3]両建てとは?

 

同時に行って、同時に反対売買すれば、上がった分がそのまま買いでの儲けと売りでの損となり、差し引きでトントン、利益が生じることはありません。それどころか、手数料の分だけ損することになります。

 

ですが、この手法、コツをつかめば、効率的に儲けることも可能です。株価というのは、上昇・下落にかかわらず、勢いがついた場面では一方通行になることが少なくありません。相場格言に「両建ては損からはずせ」というのがありますが、勢いのあるほうを残せば、たとえば、両建てした銘柄が急落した場合、損している買いを先にはずして、売りをそのままにして、タイミングを見計らって反対売買すれば、トータルで利益を確定させることができます。

 

ただし、慣れればその限りではないながら、とても高度なテクニックで、たいていは、利益のあるほうを先にはずしたくなり、損をしているほうを何とか取り戻そうとして傷が広がり、結果、トータルで損してしまうことが少なくありません。

 

テクニックの1つとして紹介はしますが、あくまでもプロ級の人向けの手法で、カラ売りの初心者は行わないようにしましょう。

雨宮総研代表
経済ジャーナリスト
1日100億円を動かした元カリスマ証券レディ

1987年日興證券入社。独立後、長野FM放送アナウンサー、ラジオ短波(現ラジオ日経)、フジテレビレポーター、『週刊エコノミスト』(毎日新聞社)記者などを経て、日経CNBC東証アローズキャスター、テレビ東京マーケットレポーター、SBI証券投資情報部シニア・マーケットアドバイザーとして活躍。わかりやすく解説する「株のお姉さん」として親しまれる。
主な著書に『はじめての人の株入門』(かんき出版)、『株の教則本』(インデックスコミュニケーションズ)などある。
https://www.amekyon.com/

著者紹介

連載「株のお姉さん」が教える株式投資「カラ売り」の極意とは

世界一わかりやすい株の売り方

世界一わかりやすい株の売り方

雨宮 京子

フォレスト出版

「株の売り方」について解説した本です。 普通、株式投資というと「株を買う」 、値上がった株を売って儲ける、または配当や株主優待を得るというものですが、本書は「株を売って儲ける」ということに重点を置いています。 …

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