1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場はまちまちとなりました。米国株式市場は追加経済対策期待が続いたほか、コロナワクチン接種の進展による景気回復期待などが株価上昇要因となりました。一方長期金利の上昇が続き、インフレリスクが懸念されたことなどから、NYダウは週間では0.11%と小幅の上昇となりました。日本株式市場は、主要企業の業績改善や、米国における追加経済対策、ワクチン普及による景気回復期待などを背景に、日経平均は約30年半ぶりとなる3万円を上回りました。しかし、以降は急ピッチな上昇に伴う高値警戒感が強まり、伸び悩みました。週間では日経平均株価は1.69%上昇しました。欧州株式市場は、FTSE100指数は商品市況の上昇を背景に資源株が上昇したことなどから0.52%上昇しました。DAX指数は0.40%下落しました。中国株式市場は、上海総合指数は旧正月の連休だったため2日間の取引でしたが、米国での追加経済対策期待などから1.12%、香港ハンセン指数は4日間の取引でしたが1.56%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米での長期金利上昇などを嫌気して0.86%下落しました。
<債券>
米国の債券市場は、米国の追加経済対策やコロナワクチン接種の進展による景気回復期待などから、週間では10年債金利は0.143%上昇しました。日本、ドイツ、英国の長期金利も上昇しました。
<為替>
円相場は円安となりました。対ドルでは、米国の追加経済対策やコロナワクチン接種の進展による景気回復期待などから米国の長期金利が上昇したことなどを受けて、0.62%の円安となりました。対ユーロでも0.69%の円安となりました。
<商品>
原油価格は、サウジアラビアの減産縮小の観測が出たこともあり週間では0.39%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年2月15日~2月19日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年2月22日)
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