2021年2月8日～2月12日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。米国の追加経済対策への期待感やパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長による金融緩和政策長期化示唆などを背景にリスク選好的な動きとなり、景気に敏感な資源国通貨である豪ドルが買われやすい展開となりました。週後半、新型コロナ新規感染者確認による豪州ビクトリア州のロックダウン決定がやや重しとなりましたが、週間を通しては豪ドルの対円レートは上昇しました。

（注）左グラフは2020年2月12日～2021年2月12日、右グラフは2021年2月5日～2021年2月12日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、上昇しました。米国の追加経済対策への期待感の高まりや、欧米の新型コロナ新規感染者数のピークアウトなどを背景にリスク選好的な動きとなり、主要国金利は概ね上昇し、豪州3年国債利回りも連られて上昇（国債価格は下落）しました。

（注）左グラフは2020年2月12日～2021年2月12日、右グラフは2021年2月5日～2021年2月12日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、若干下落しました。米国の追加経済対策への期待感の高まりやパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長による金融緩和政策長期化示唆などを受け主要国株式市場は概ね上昇しましたが、週後半、豪州ビクトリア州における新型コロナ新規感染者確認によるロックダウン決定などを背景に豪州株式は軟調な展開となりました。週間を通しては豪州株式は若干下落しました。

（注）左グラフは2020年2月12日～2021年2月12日、右グラフは2021年2月5日～2021年2月12日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、下落しました。欧米株式市場の上昇などを背景にグローバル・リート指数は上昇しましたが、豪州株式市場の下落や豪州金利の上昇を受けて、豪州リート指数は週間を通して下落しました。

（注）左グラフは2020年2月12日～2021年2月12日、右グラフは2021年2月5日～2021年2月12日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2021年2月8日～2月12日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2021年2月16日）