2021年2月15日～2月19日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、大幅に上昇しました。米国の経済対策法案の進捗や、新型コロナワクチン普及による経済回復への期待感などを背景にリスク選好的な動きとなり、景気に敏感な資源国通貨である豪ドルが買われやすい展開となりました。豪雇用統計の堅調な結果も豪ドルの買い材料となり、週間を通して豪ドルの対円レートは大幅に上昇しました。

（注）左グラフは2020年2月19日～2021年2月19日、右グラフは2021年2月12日～2021年2月19日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、上昇しました。米国の経済対策法案の進捗や、新型コロナワクチン普及などを背景とした景気回復への期待感を受けて、主要国金利は総じて上昇し、豪州3年国債利回りも連られて上昇（国債価格は下落）しました。

（注）左グラフは2020年2月19日～2021年2月19日、右グラフは2021年2月12日～2021年2月19日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、ほぼ横ばいで終えました。週前半、米国の経済対策法案の進捗や新型コロナワクチン普及による景気回復期待から主要国株式市場は堅調な展開となり、豪州株式も上昇しました。豪州ビクトリア州のロックダウン緩和も好材料となりました。週後半、長期金利上昇を受けたインフレ期待の高まりが主要国株式市場の重しとなり、豪州株式も連られて下落しました。週間を通しては豪州株式はほぼ横ばいで終えました。

（注）左グラフは2020年2月19日～2021年2月19日、右グラフは2021年2月12日～2021年2月19日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、大幅に下落しました。主要国長期金利の上昇を背景にグローバル・リート指数は下落しました。豪州金利の上昇などを背景に、豪州リート指数も週間を通して大幅に下落しました。

（注）左グラフは2020年2月19日～2021年2月19日、右グラフは2021年2月12日～2021年2月19日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2021年2月15日～2月19日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2021年2月24日）