コロナ禍、不動産投資の当初の心配をよそに、住宅ローンの低金利による買い手急増、市場に出回っている売り物件の不足等から、アメリカ不動産は活況を呈しています。現地リアルターである、パシフィック サザビーズ インターナショナル リアルティの石橋由美子氏によると、「そのような売り手市場のなか、短期間で数千万円の利益をあげた」不動産投資家が存在するのだといいます。今回は、コロナ禍のアメリカ不動産の最新状況と、多くの不動産投資家から支持されるビジネスモデル「ハウスフリップ」について解説します。
コロナ禍のアメリカ不動産は、「郊外」を中心に活況
昨年2020年は、世界中がコロナで明け暮れた1年でした。日常生活だけでなく経済そしてビジネスに多大な影響が出て、各々がニューノーマルに対応せざるを得ない状況になっています。
しかし、アメリカの不動産は当初の心配をよそに、今までにない活況を呈しています。史上に例を見ない住宅ローンの低金利による買い手の急増。それに加え、市場に出回っている売り物件の不足から、住宅価格が上昇しています。
またリモートワークをする人が増加したことから、不動産に関しては、広いスペース、広い裏庭、アップグレードされたキッチンが欲しいとか、郊外への引越し、または生活コストの低い他州へのリロケーションなど、人々のライフスタイルの見直しが加速している傾向があります。
ここ南カリフォルニア州サンディエゴ郡では、2021年1月の住宅の中央価格値が約6,450万円、昨年2020年の1月と比較すると9.3%上昇しました。
北カリフォルニア州シリコンバレーのエリアから他州へ企業の移転が相次ぎ、人口流出の現象も見られるカリフォルニア州ですが、サンディエゴは住宅価格がカリフォルニア州の他の大都市より低いため、サンディエゴで住宅を購入したいという方々からの問い合わせが州内だけでなく、他州からも増えているのが筆者の実感です。
多くの不動産投資家から支持されるビジネスモデルとは
アメリカでは、中古物件は新築物件と変わらず人気が高いです。そして、中古物件をできるだけ低価格で購入し、リノベーションや修理を施して市場に戻し、短期間でより高い価格で売却して利益を得る、というビジネスモデルが「ハウスフリップ」です。
ハウスフリップがなぜアメリカの投資家に人気があるのか? それは素晴らしい物件に巡り合えば、短期間で高額な利益を上げることが可能だからです。
では、フリッパーにとって素晴らしい物件とは? こちらでは、そのような物件を“インベスターズドリーム“と表記します。家のデザインが古いなど、住むためにはある程度の修理が必要な家のことです。
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18年以上の経歴を持つアメリカの日本人弁護士と17年以上の不動産売買実績を有する不動産エージェントとのコラボレーションで生まれたEvolution Realty Consultingは専門家とのネットワークを活かしワンストップサービスを提供する総合的な不動産会社です。
米国不動産エージェント REALTORS®
CIPS - Certified International Property Specialist 全米不動産協会公認 国際不動産取引スペシャリスト
ABR® - Accredited Buyer‘s Representative 全米不動産協会公認 買い手側仲介スペシャリスト
MRP - Military Relocation Professional)軍人ご家族リロケーションスペシャリスト
SFR - Short Sales and Foreclosure Resource Certification&Five Star REO Certification 銀行抵当物件の取り扱い資格者
AREAA - Asian Real Estate Association of America 会員
米国 南カリフォルニア州のサンディエゴでフルタイムの不動産エージェントとして活躍。自身も不動産投資家である。短大卒業後、富士通(株)に入社。1996年、赴任者の家族として北カリフォルニアのシリコンバレーにて赴任者家族として生活を開始。
知らない土地での住処探し、そして米国経済成長の良き時代に富裕層と関わったことがきっかけで、2006年にカリフォルニア州不動産エージェントの資格を取得。以来、米国内のお客様はもとより、海外のお客様の不動産取引(ご自宅、セカンドハウス、別荘、投資物件等の売買)をサポート。
豊富な知識と経験、不動産に関わる専門家との信頼のおけるネットワークによる「お客様のニーズに合わせた、納得のいくサービスのご提供」をモットーとした、ワンストップの不動産コンシェルジュサービスでお客様をサポートし、好評を得ている。
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