コロナ禍、リモートワークの増加によって、自らのライフスタイルを見直す機会を得た人は少なくありません。そしていま、ライフスタイルの選択肢のひとつである、生活を2拠点に置く「デュアルライフ」に注目が集まっています。今回は、現地リアルターである、パシフィック サザビーズ インターナショナル リアルティの石橋由美子氏が、「日米でのデュアルライフ」を実現させる方法について解説します。

「新型コロナ流行」でライフスタイルを見直す人が増加

新型コロナウイルスによる影響で、米国富裕層のライフスタイルに変化が生じています(参照記事:新型コロナでテレワーク普及…「米国富裕層」に起きた変化とは)。

 

日本でも数年前から、日本国内でのデュアルライフ(2拠点生活)というライフスタイルが注目されてきています。そしてこのコロナ禍で、リモートワークが増加したことにより個々の「ライフスタイルの見直し」の機会を得た方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?

 

リモートワークの増加で、デュアルライフを選択する人が増加する? (画像はイメージです/PIXTA)
リモートワークの増加で、デュアルライフを選択する人が増加する?
(画像はイメージです/PIXTA)

 

その理由は様々だと思いますが、考えられるものをいくつか挙げてみましょう。

 

1. 働き方の多様化(例:リモートワークの増加)

2. 住宅の持ち方の多様化(リモートワークが増え、勤務先周辺に必ずしも住む必要が無くなった)

3. 2拠点生活によるリスクヘッジ(災害など今後起こり得る、予期せぬ事態に備える)

4. 節税や資産形成の見直し

5. クオリティライフの向上を重視する傾向

6. 国際化を見据えた、お子様の教育への関心度

7. ビジネスにおける国際化への対応

8. 個々の人格を高める為

目的を明確にしてから拠点を選択する

日本国内でのデュアルライフならば、比較的容易に実現することが可能でしょう。また、体験してご自身に合わなかった場合の変更もそう難しくはないと思います。しかし日本と海外のデュアルライフとなれば、明確な目的を設定しある程度の長期的な計画をすることが重要です

 

目的を明確にしたあとは、拠点とする地域を絞ります。ご希望が以下に当てはまる場合、米国カリフォルニア州が選択肢の一地域となるのではないでしょうか?

 

1. 名門の私立、公立大学校が数多くある(教育水準が高い)

2. 人口が増加している 全米50州の中で第1位

3. GDPが米国で最も高い州、国レベルでは世界第5、6、7位を争うインド、イギリス、フランスとほぼ同じ

4. 恵まれた温暖な地中海性気候

5. 雇用の機会が大。(IT・AI関連企業、芸術・音楽関連、金融・不動産・医療・海洋学関連企業、酪農・農業など)

6. 高いクオリティライフ志向

7. 年齢中央値「36.3歳」と働き盛りの若者層が多い

8. 多様な文化に触れる

9. 安定した不動産市場。たとえ住宅価格が下落しても回復力が早い。

10. 生活志向に合わせた地域選びが可能(カリフォルニア州4大都市:サンフランシスコ、サンノゼ、ロサンジェルス、サンディエゴ)

 

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