これから結婚・子育て・マイホームの購入・老後を迎えようとする世代には将来のお金に対する不安が広がっています。資産形成の手段として「NISA」を始める人も多いですが、デメリットはないのでしょうか?

「NISAで投資を始めよう!」の言葉に踊らされないで

2014年の1月より、「NISA(ニーサ・小額投資非課税制度)」の導入が開始されました。そもそもは、英国で普及している「Individual Savings Account」(ISA・個人貯蓄口座)」を参考にしており、当初「日本版ISA」と呼ばれていましたが、途中からNISAの愛称がつきました。(ちなみに「N」はNIPPONの頭文字です)。

 

ニーサ、ニーサとテレビCMでもニュースでも雑誌でもバンバン喧伝されていたのでご存じの方も多いかと思いますが、NISAは運用による利益が非課税になる制度です。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

より正確にいうと、銀行や証券会社にNISA口座という専用口座を開設し、そこでの投資について、運用益が非課税になります。

 

たとえば、50万円を株式投資などで運用し、10万円の利益が出た場合には、通常であれば利益に対して約20%の課税(約2万円)がなされるのですが、NISA口座に預けたお金で運用したのであれば、税金がゼロになるのです。

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本記事は2014年8月刊行の書籍『30歳から始める一生お金に困らない貯財術』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の税制や制度とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

30歳からはじめる 一生お金に困らない蓄財術

30歳からはじめる 一生お金に困らない蓄財術

工藤 将太郎

幻冬舎メディアコンサルティング

社会保障制度の財源が危ぶまれ、賃金格差が広がる今の日本にあって、これから結婚・子育て・マイホームの購入・老後を迎えようとする世代には将来のお金に対する不安が広がっています。 将来のお金が不安な時、たいていの人は…

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