これから結婚・子育て・マイホームの購入・老後を迎えようとする世代には将来のお金に対する不安が広がっています。資産形成の手段として「NISA」を始める人も多いですが、デメリットはないのでしょうか?

元本割れしたままNISAの非課税期間の期限が来た場合、前述のように、自動的に課税口座に移管されます。もし、100万円で買った株が70万円まで値下がりした状況で移管したら、そこから90万円まで値上がりした時点で売却しても、税金がかかります。

 

損失が出ているのになぜ課税されるかといえば、課税口座に移管した時点の株価(70万円)よりは利益が出ているとみなされるからです。投資で損をしたうえに、税金まで取られてしまう…泣きっ面に蜂、弱り目にたたり目、まさに踏んだり蹴ったりです。ですからNISAで投資をする際には、よくよく注意しなければならないわけです。

 

皆さんも、そうしたNISAのデメリットを知って、勢いで投資してしまわないように心がけてください。

本記事は2014年8月刊行の書籍『30歳から始める一生お金に困らない貯財術』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の税制や制度とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

30歳からはじめる 一生お金に困らない蓄財術

30歳からはじめる 一生お金に困らない蓄財術

工藤 将太郎

幻冬舎メディアコンサルティング

社会保障制度の財源が危ぶまれ、賃金格差が広がる今の日本にあって、これから結婚・子育て・マイホームの購入・老後を迎えようとする世代には将来のお金に対する不安が広がっています。 将来のお金が不安な時、たいていの人は…

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