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そもそも連れ高は投資判断の一要因にすぎないのでは？
そもそも、冒頭で述べましたが、株価変動の因果関係を明確にするのは不可能なことであるともいえます。なぜならば、市場では数多の投資家が他の投資家を出し抜いて「安く買って高く売ろう」と目論んでいるのですから、投資家の数だけ売買の理由があるといえるからです。
ですから、「連れ高が起きそう」な時に、「連れ高が起きない」こともたくさんあるはずです。また、「連れ高が起きている」ように見えても、それが因果関係のない「単なる偶然」である可能性もあります。
したがって、「連れ高が起きそうだから買う」「連れ高が起きているから買う」というだけで投資をおこなうのは、軽率といえるかもしれません。「連れ高が起きそう・起きている」というのは投資判断の一要因にすぎず、その他の要因も加味して慎重に投資を決断したほうが、成功確率は高まります。
■まとめ
連れ高が起きそうでも、連れ高が起きていても、安易な投資はしない
連れ高は、「連れ高が起きそうだ」「連れ高が起きている」という、「期待→値上がり」をもとにしたムードの形成、だと考えられます。
しかしそれは過剰な値上がりを起こすこともあり、そしてそれがやんだ時に急落する可能性もあります。ですから、常に投資対象銘柄の価値（妥当な株価）は考えておくべきです。
また、連れ高という現象は、あくまで投資判断の一要因にすぎません。それだけに注目せず、その他の要因も加味して慎重に投資をしたほうが、成功確率も高まります。
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