テレビの視聴時間が長いのは、どの地域か?
総務省による「社会生活基本調査」では、テレビのほか、ラジオや新聞、雑誌、つまりインターネット以外の旧来型のメディアを楽しむ時間を公表しています。それによると、旧来型のメディアを楽しむ時間は、全国平均2時間15分。社会生活基本調査では余暇の過ごし方として調査しているので、前出調査の時間よりも短くなっているのでしょう。
この4媒体のなかでは多くがテレビの視聴が占めると考えらえるので、同調査の結果をテレビの視聴時間として考えていきます。
では、都道府県別にみていきます。47都道府県のうち、最もテレビの視聴時間が多いのは「北海道」で2時間38分。2位は「山口県」で2時間37分。3位は鳥取県で2時間34分。4位は同率で「高知県」と「宮崎県」で2時間32分となっています(図表1)。
一方で最もテレビの視聴時間が短いのが「東京都」で1時間55分。47都道府県のなかでは唯一2時間を切っています。続いて「滋賀県」と「福井県」で2時間2分。「神奈川県」2時間3分、「京都府」2時間8分と続きます。
1位と47位で40分ほどの差。テレビ番組1番組分、くらいでしょうか。1位の北海道は「スマートフォン・パソコンを1日6時間以上使用した割合」でも1位の「大阪府」に続いて2位。テレビ視聴2位の「山口県」は21位、3位の「鳥取県」は20位。「北海道の人は、何かと画面をみている」という傾向が強いようです。
メディアの主役だったテレビ。衰退したと言われがちですが、むしろ私たちのメディアとの接し方が大きく変化しています。それまで単体で楽しんでいましたが、インターネットやソーシャルメディアの普及で、相互的に、複合的に楽しむようになったというのが正しいのかもしれません。
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