本記事は、2018年6月3日刊行の書籍『人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

「本音を言わせていただくと…」

本音を言わせていただくと、全ての建築業者は自分たちのことをよい業者だと信じています。そんな良心的な建築業者でも、ときにはトラブルに巻き込まれます。

 

建築業者がトラブルに巻き込まれない確かな方法は、自分が建て主であるという自覚のない人の建築工事を請け負わないことです。私はその方針を貫き続けているため、これまで大きなトラブルに巻き込まれた経験はありません。

 

よい建て主になるには、目標を立てるのが近道です。土地のない人は、土地を得るという目標を設定しましょう。その日から、土地を買うための資金計画がはじまり、土地の情報も集まります。快適な家を建てるために土地を買うのです。

 

そして、ある日、自分にぴったりの土地が見つかります。目標を設定していなければ、適当な土地の情報があっても見逃してしまうでしょう。あるいは資金手当てが間に合わないかもしれません。

床暖房の家が欲しいなら、それを「目標」に設定する

床暖房の家に住みたいのであれば、床暖房の家が欲しいという目標を設定しましょう。その日から床暖房の情報収集がスタート。情報収集と言っても「体験すること」を軸に据えた情報収集が理想です。

 

ただ漠然と、「マイホームが欲しい」という目標では、結局目の前に現れては消える見た目のデザインや価格に右往左往することになります。

 

当初は遠くに思えた目標でも、そこに向かって歩きはじめると、すでに手の届くところにあるものです。大切なのは、目標は必ず達成できると信じることです。途中で諦めたりしなければ、目標に近づきます。反対に、自分にはできないと思うと、できないという目標に近づいてしまいます。

 

目標は価値あるものでなければ達成できません。なぜなら、価値がなければ目標に向かって努力しないからです。目標を設定するのは楽しいものです。その目標に向かって努力するとき、深い充実感を味わうことができます。そして、目標を達成したときの喜びは何物にも代えがたいものです。

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本連載は、2018年6月3日刊行の書籍『人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム

人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム

兼坂 成一

幻冬舎メディアコンサルティング

一生に一度の家づくりで失敗したくない──マイホームを建てようとする人にとっては当然の願いです。家づくりは、家族の人生にも大きな影響を及ぼす一大イベントです。だからこそ、多くの人が間取りやデザイン、素材、設備など…

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