「12/28~1/3のFX投資戦略」のポイント
[ポイント]
・米ドル/円は年末年始に大きく動く傾向がある。米ドル/円は過去半年以上も2円レンジの上下動が続いてきたが、そのレンジをブレークし、当面の方向が決まる可能性に要注目。
・「コロナ・ショック」後の米国株高・米ドル安の相関関係がこの先も続く場合、レンジ・ブレークの方向は、株高なら米ドル安・円高、株安なら米ドル高・円安が基本か。
年末年始は、値幅が拡大する可能性が高い!?
いよいよ2020年も残すところ僅かとなりました。来週からは、2021年の相場が始まることになります。ところで、米ドル/円について調べてみると、年末年始は値幅が拡大する可能性が高いのです。
過去5年間の米ドル/円の週足値幅を調べたところ、1月は第2週までにすべて値幅が2円以上に急拡大していました(図表1参照)。新年のスタートとともに、為替相場も大きく動く傾向があるようです。
週間値幅が2円以上に拡大するなら、米ドル/円は当面の方向が決まる可能性があります。米ドル/円は、もう半年以上も、90日MA(移動平均線)を上限、それを2%下回った水準を下限とした約2円のレンジ内での上下動が続いています(図表2参照)。
週間値幅が2円以上に拡大するということは、そのレンジをブレークする可能性があるわけです。
ちなみに、足元でこのレンジは102.8~105円程度。これまで見てきたことからすると、1月第2週までに週間値幅が2円以上に拡大し、このレンジをブレークする可能性があり、それは米ドル/円の当面の方向を決める可能性があります。この先は、円高になるのでしょうか、それとも円安になるでしょうのか。
緩やかな米ドル安・円高トレンド続く…今後の展開は?
米ドル/円は半年以上も2円レンジを上下動する展開が続いてきましたが、そのレンジは緩やかに下方シフトしてきました。つまり、2円のレンジを上下動しながら、緩やかな米ドル安・円高トレンドが展開してきたわけです。
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