■新型コロナウイルスの感染者数の推移は、1月も注視する必要がありそうです。ワクチンの接種が米欧で始まっていますが、世界的に感染者数の増加は続いており、感染力の強い変異種も報告されています。2年目となる新型コロナウイルスとの闘いは正念場を迎えていると言えそうです。
■米国では20日に大統領就任式が行われバイデン新政権が発足します。国際協調と同盟国との連携の重視、気候変動問題への取り組みの復帰が進められる見込みです。上院では5日の決選投票で多数党が確定します。結果次第でバイデン新政権の政策運営が大きく変わる可能性があるため、注目されています。
■月末にかけて日米欧の金融政策決定会合が開かれます。現在の政策金利と量的緩和が維持され、景気に対するサポートを継続する姿勢が示されるとみられます。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年1月の注目イベント』を参照)。
(2020年12月24日)
関連マーケットレポート
2020年12月9日 ワクチン実用化にメドが立つ中、値を保つハイテク株
2020年12月8日 「リスクオン」は続くのか(吉川レポート)