1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は概ね上昇しました。米国株式市場は、新型コロナの感染拡大が続く中、ニューヨーク市長が再びロックダウンを導入する可能性に言及しましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融緩和策の長期化が示されたことや追加経済対策法案の成立見通しが一段と強まったことなどが支援となり上昇しました。週間ではNYダウは0.44%上昇しました。日本株式市場は、日銀短観の改善が好感されたことや、FOMCで金融緩和の継続姿勢を確認できたことも安心材料となり、日経平均株価は週間では0.42%上昇しました。欧州株式市場は、英国とEUが通商協議を継続すると決めたことや、米や英などでのコロナワクチンの接種開始などを好感してDAX指数は3.94%上昇しました。FTSE100指数はポンド高などが嫌気されて0.27%下落しました。中国株式市場は、11月の主要経済指標が概ね堅調だった他、開催された中央経済工作会議で内需拡大の方針に沿った施策が打ち出されるとの期待で、上海総合指数は1.43%上昇しました。香港ハンセン指数はほぼ横ばいとなりました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米の株式市場が概ね上昇したことを受け、0.47%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、米国の追加経済対策の成立期待を背景に投資家がリスク選好姿勢を強めたことなどから長期金利は0.066%上昇しました。ドイツ、英国の長期金利も上昇しました。
<為替>
円相場は、対米ドルでは、FOMCで資産購入期間の長期化が示唆されたことからドル安が進み、円は対米ドルでは0.53%の円高となりました。対ユーロでは、0.51%の円安となりました。
<商品>
原油価格は、コロナワクチンの接種開始や米の追加経済対策への期待などから5.43%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年12月14日~12月18日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年12月21日)
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先週の「マーケット・ウィークリー」
2020年12月14日 先週のマーケットの振り返り(2020/12/7-12/11)
先月の「マーケット・マンスリー」
2020年12月3日 先月のマーケットの振り返り(2020年11月)
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