「床面積」と「貯蓄率」は比例する!?
「床面積の法則」をご存じでしょうか。これは、ドイツでとられた統計によって導き出されたもので、「きちんと掃除が行き届いている家庭のほうが貯蓄率が高い」という法則です。これは当然といえば、当然なのです。その理由を考えてみましょう。
理由①
お金持ちになるためには、自己管理が絶対不可欠です。生活基盤となる部屋が散らかっているようでは、居心地が悪く、体調を整えることもままなりません。床の上が散らかっていると、必要なモノがすぐに見つからないこともあるでしょう。それによって、無駄な買い物をすることにもつながりますし、精神的なストレスにもつながります。
理由②
生活費のなかで住居費は大きな割合を占めています。家賃、あるいは住宅ローンに大きな金額を費やしているにもかかわらず、モノで塞がっている面積が大きいのは、無駄としかいいようがありません。「スペース=お金」です。部屋を片付けていないのは、お金を大切にしていないことと同じです。それではお金は貯まるはずがないのです。
理由③
床が片付けられていないと、掃除もしづらくなります。掃除の回数が減ると、部屋の換気もしなくなりがちです。ホコリや汚れは「陰」の気がこもりますから、体調の悪化にもつながります。
部屋をきれいに保つことは、お金持ちになりたい人にとって自己管理のレッスンだと考えてください。片付けが苦手な人にこそ、克服してほしい部分です。本当に必要なモノをしぼりこむことで、自分と向き合う時間を持ちましょう。
「中古のBMW」でステイタスイメージをアップする
セルフイメージづくりに欠かせないのがクルマです。もしクルマを買うなら、迷わず外車を選んでください。
外車は高いというイメージがありますが、それは新車だけの話です。中古なら、それほどでもありません。外車はデザインが良いので、少し年数が経っても古く感じさせないというメリットもあります。オススメは、BMWか、ベンツの5年落ちです。
手放すときでも、外車ならあまり値崩れしません。ガソリン代や経費の面からいっても、特別に高いわけではありません。むしろコストパフォーマンス面から見て、外車を所有することで得られるステイタスイメージを考えると、かなりオトクです。
また、良いクルマに乗ると楽しみを共有できるのが良いところです。ゴルフに行くにも、ちょっと遠くまでドライブに出かけるにも、良いクルマに乗っているだけで気分がいいでしょう。旅先でも、大切にもてなしてもらえるはずです。ホテルなども外車で乗りつけると、ホテルマンのおじぎの角度が5度は下がるはずですよ。
「お金持ちになるためには、足元を見られるから、靴は良いものを選びなさい」と言われますね。セルフイメージを上げるためには、クルマにも同等の、あるいはさらに大きな効果があります。
2人乗りのオープンカーもカッコいいでしょう。自分のクルマを持つと誰かに頼らなくてもいいので、精神的にも自立した自由が手に入るでしょう。
日常的に使うものこそ「良いもの」を選ぶ
クルマと同等に、費用対効果が高いのがボールペンです。日常的に使うものこそ良いものを使って、セルフイメージを上げましょう。お金持ちになったら買おうかなと考えているもので、それほど高望みでないのなら、先に買っても良いのです。何もかも我慢すればいいわけではありません。やみくもにお金を貯めようと思っても、貯金できるわけではないのです。
その点、ボールペンは手帳に書くにも、メモを取るにも、何かの際にサインするにも、人目に触れる機会が多いアイテムです。
洋服の場合、高価なものを着ていても、その価値が伝わりにくいものです。靴やバッグも、これ見よがしのブランドロゴでも付いてない限り、詳しい人にしか高価なものだとわかってもらえません。
しかし、100円のボールペンと4万円のモンブランのボールペンでは、書き心地はもちろんですが、誰が見ても良いものだとわかります。
私はホテルでチェックインのサインをする際、ホテルの備え付けのボールペンを使わずに、自分の高価なボールペンを出すようにしています。良いボールペンを持っていると、ホテルの人の見る目も変わってきます。ワンランク上のサービスを受けられる可能性が生じるのです。
とはいえ、何もかも高級品を買うべきだ、といっているわけではありません。
100円均一のものでも構いません。ただ、安いからという理由だけで買うのではなく、100円で事足りるものだから、これを使っているのだと認識していればいいのです。
セルフイメージづくりは、自分次第です。自分の気持ちをアップさせていくことで、お金持ちに近づいていくことができます。お金は、お金を生み出すところに使いましょう。
「日常のモチベーション」を上げるコツ
自分が願うことは、口にしなければ、かなう日はやってきません。その手法として私が実践しているのは、年初に目標を定め、それらを書き入れた3つに額を飾ることです。それぞれに次のような内容を書いています。
① 今までの人生で誇りに思うこと、感謝していること
② 今年の10の目標
③ 大きな夢
これらを毎日、起きたときと寝る前に3回ずつ声に出して読んでいます。
今の自分の状況から考えると、とても無理なことのように思えたとしても、目標を掲げなくては始まりません。そして目標に向かって自分が努力をすることを諦めなければ、時間はかかっても、かなえることができます。
達成した後に振り返ると、こんなに小さなことだったのかと驚きます。しかしそれは、目標に向かって進むうちに、自分が成長したからに他なりません。