また、児童書から本への移行期にはイメージ力は不可欠です。挿絵が少ししかない児童書は、基本的に文字から物語の映像をつくり上げなければなりませんから、イメージの力を借りないと楽しめません。
ありがたいことに、児童書にはシリーズものがたくさんありますから、同じシリーズのものを続けて読んであげるといいでしょう。図書館にもシリーズで入っていることが多いので安心です。絵本と違って児童書は何度も読むということがあまりありませんから、学校図書館なども含め、積極的に利用していきましょう。
「話を聞く力」がつくと集中力もアップする
読み聞かせの会を開いていて感じることですが、やはりお子さんによって集中力に差があるものです。きちんと1冊集中して聞ける子もいれば、それができない子もいます。できない子こそ、ぜひ読み聞かせを続けてほしいと思います。
静かに座っているだけでも、小さなお子さんにとっては大変なことです。それに加えて、絵本の内容を理解しないといけない。これは慣れなければ、なかなかできるものではありません。間違っても怒ったりせず、500円玉貯金をするような気持ちで、コツコツ続けていきましょう。
お子さんが読み聞かせに慣れるまでは、短い絵本から始めてもいいでしょう。恐竜、プリンセスものなど、好きなものがわかっているのであれば、そのジャンルの絵本から入ってもいいですね。「途中での質問はなし」ということをまずは話して聞かせ、最後まで聞くということを習慣にしてください。最初はなかなかうまくいかなても、だんだん聞けるようになってくるものです。
「絵本を読んでいる最中の兄弟ケンカ」を防ぐには?
きょうだいで読み聞かせをしているために、集中力が途切れてしまうということもあります。「話の途中で、下の子が絵本をめくり、ケンカになってしまう」といったことがよく起きるからです。
こういった場合は「長幼の序」を用いるようにします。つまり「上の子の絵本から読んであげる」というルールです。下のお子さんが2歳くらいになれば、このルールがわかるようになります。
わが家にも、姉4歳、弟2歳という時期がありましたが、「お姉ちゃんから代わり番こに読むからね。お姉ちゃんの絵本を読んだら、次はあなたの番だからね」と2歳の弟に伝えていました。毎晩3冊ずつですから、いつも、姉→弟→姉→弟→姉→弟という順番です。このように読むと決まっていたので、トラブルにはなりませんでした。
話の途中で下のお子さんが絵本をめくってしまうのは、今は上のお子さんの番だという認識がないからです。そういうときには下のお子さんに、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の絵本を読んでいるときには、手を出して邪魔しちゃだめよ」と話してみてください。
ほんの少し待てば、自分の読んでほしい絵本が読んでもらえるとわかれば、じっと待っていてくれるようになります。ルールを固定してしまえば、小さな子でもちゃんとわかるようになるものです。
今回は、小学校入学前までのお子様にオススメの、「心がやさしくなれる絵本」をご紹介します。
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