子どもへの読み聞かせの時間に、子どもは楽しんでいても保護者の方は同じ話にウンザリ、ということは少なくありません。今回は、書籍『子供の脳を刺激し、将来の選択肢を増やす「七田式」究極の読み聞かせ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、読み聞かせを親子で楽しむための方法について見ていきましょう。また、著者オススメの絵本も紹介します。

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「読み聞かせ」の時間を、親子でさらに楽しむために

読み聞かせの時間を親子でさらに楽しむために、できることがいろいろとあります。ちょっとの工夫で、いつものお話もずっと楽しくなり、1冊を2倍、3倍も楽しむことができるのです。

 

「いつものお話」をより楽しくするためには?(画像はイメージです/PIXTA)
「いつものお話」をより楽しくするためには?(画像はイメージです/PIXTA)

 

例えば、『桃太郎』の桃をほかの果物に変えるだけで、子どもは大喜びです。「川からどんぶらこ、どんぶらことスイカが流れてきました」。スイカから生まれた「スイカ太郎」です。もちろん「メロン太郎」でも「りんご太郎」でもなんでもかまいません。その日に食べたものでもいいですね。ストーリーも、主人公に合わせて少し変えてもおもしろいはずです。自由な発想でお子さんと一緒に新しいストーリーを作るのもいいものです。

 

絵本を見せながら、「スイカ太郎」を演じてもいいのですが、「素話」で行ってもいいでしょう。素話というのは、絵本や紙芝居などの道具を使わず素朴なお話を語るということ。ちなみに、保育の現場では、語り手である保育者が一度自分のなかに落とし込んでから、独自の声と言葉で子どもたちに語り聞かせることを指して使われています。

 

絵本や電気がない時代は、素話を語ることでお話を伝えてきました。素話であれば、そもそも元になる絵がありませんから、お子さんはより自由に物語の場面をイメージすることができます。スイカ太郎も、桃太郎とはまったく違った姿形をしていてもいいのです。素話はとても自由度が高いお話の方法です。

 

桃太郎などの昔話であれば、皆さんの頭のなかにストーリーが入っていると思いますから、それをどんどんアレンジしてもいいですね。仕事で疲れて「本を開くのもめんどくさい……」というときに、私はよく素話をしていました。布団にゴロンとなりながら、ただ話をするだけですから簡単です。スイカ太郎もメロン太郎も、そのときによく登場しました。

 

素話は、イメージ力をつけるのにもぴったりです。絵がありませんから、子どもは自然と頭のなかにキャラクターを起こし、それを動かすようになります。お話を聞いて、その場面やキャラクターをイメージできるようになれば、文字だけの本を楽しむための下地となります。

 

創造性豊かな子に育てるために、素話はとても役に立つのです。

 

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子どもの脳を刺激し、将来の選択肢を増やす「七田式」究極の読み聞かせ

子どもの脳を刺激し、将来の選択肢を増やす「七田式」究極の読み聞かせ

七田 厚

幻冬舎メディアコンサルティング

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