渋谷の御殿が…築20年で「老朽マンション化」恐ろしい末路

本記事は『改訂版 塩漬けになった不動産を優良不動産に変える方法』(幻冬舎MC)より一部を抜粋、再編集したものです。

バブル期に購入した不動産の多くが「塩漬け」状態

土地神話時代といわれたかつてのバブル経済下では、多くの資産家が不動産によるキャピタルゲインを得ていました。不動産の価値は絶対に下がらない、上がり続けるだけだと信じられていた時代です。ところが、バブルがはじけた瞬間に不動産の価値は大幅に下落し、不動産オーナーのもとには借金と、売ったとしてもろくな値段のつかない不動産だけが残りました。

 

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東京都渋谷区に住むAさんも、不動産に悩まされた一人です。Aさんは、親から相続した〝御殿〟と呼ばれるような大きな住宅と、1000平方メートルを超える敷地を所有していました。

 

バブルも終わりかけの1990年、「所有不動産を放ったらかしにしておいても、固定資産税が負担になるだけ」と、財閥系の大手ハウスメーカーなどのすすめで、Aさんはその敷地にRC造・エレベーター付きの立派な賃貸マンション(25部屋)を建てました。金融機関からの借り入れは5億5000万円です。

 

マンションの将来、想像できますか(※写真はイメージです/PIXTA)

 

都心部への通勤が30分ほどの立地で住環境も良いため、建築後間もなくは1部屋当たり月35万~50万円で満室が続き、順風満帆かと思われました。

 

しかしバブル崩壊後、環境は激変しました。1部屋当たりの家賃は2年ごとの更新のたびに下がり続け、最終的には半分にまでなりました。それでも空室を埋めることができず、月々の賃料収入が借入金の返済額にも満たない持ち出し状態になってしまったのです。

東京アーバンコンサルティング株式会社 代表取締役社長

1967年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、三菱信託銀行入社。本店不動産部配属となり、不動産仲介・鑑定・開発・各種コンサルティング業務に従事する。その後、米国ロサンゼルス支店融資課長、次長、本店国際不動産コンサルティング業務担当部長等を歴任し、1991年に米国三菱信託銀行(ニューヨーク)会長兼社長に就任。
95年、英国系国際不動産コンサルティング会社である日本ナイトフランク株式会社代表取締役社長に就任。97年に東京アーバンコンサルティング株式会社を設立、現在に至る。
不動産鑑定士。不動産カウンセラー(日本不動産鑑定協会)。不動産コンサルティング技能資格(国交省所管)。宅地建物取引主任者(国交省所管)。不動産専門調停委員(東京簡易裁判所)。

著者紹介

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改訂版 塩漬けになった不動産を優良不動産に変える方法

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相馬 耕三

幻冬舎メディアコンサルティング

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