発達障がいについて語られることが多くなった昨今。本記事では書籍『新訂版 発達障がいに困っている人びと』(幻冬舎MC)より一部を抜粋し、「こころの問題」をひも解いていきます。

学校に行けなくて困っている子どもたち

起立性調節障がいについてです。身体的な要因の自律神経失調症の一種であり「立ちくらみ」「乗り物酔い」「朝礼で倒れる」「朝起きるのが苦手」「頭痛、腹痛」といった症状が現れます。発達障がいと起立性調節障がいが併存すると、不登校になりやすいと言われています。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

もちろん、どちらか一方の症状によって、不登校になっているお子さんもいます。

 

多動や衝動的な行動というADHDの症状によって、学校でも怒られ、自尊心が傷つけられ、友達もいなく、楽しいことがなく、さらに自閉スペクトラム症の症状によって引き起こされる、自己中でマイペースな行動から、もう学校なんか行きたくないと結論づけてしまいます。

 

それに起立性調節障がいの頭痛と朝起き不良が加わることにより、翌朝目が覚めていても「登校するのが嫌だ、面倒」ということになり、結果として不登校になりやすいのです。

 

注目のセミナー情報

​​【国内不動産】11月9日(土)開催
実質利回り15%&短期償却で節税を実現
<安定>かつ<高稼働>が続く
屋内型「トランクルーム投資」成功の秘訣

 

【海外不動産】11月12日(火)開催
THE GOLD ONLINEセミナーに
「アンナアドバイザーズ」初登壇!
荒木杏奈氏が語る「カンボジア不動産」最新事情

次ページ駄々をこねないで!」と勘違いしていたら…
新訂版 発達障がいに困っている人びと

新訂版 発達障がいに困っている人びと

鈴木 直光

幻冬舎メディアコンサルティング

発達障がいは治療できる 診断、対処法、正しい治療を受けるために 書版が出版されてから4年、時代の変化を踏まえて最新の研究データを盛り込み、大幅な加筆修正を加え待望の文庫化。 “「発達障がい」は治療ができない…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録