3歳の子どもでも、誰が上手にできるのかはわかっている

勉強ができる子どもに育てるためには、遺伝と環境のどちらが重要なのでしょうか。書籍『デキる社会人になる子育て術 元ソニー開発マネージャが教える社会へ踏み出す力の伸ばし方』(幻冬舎MC)の著者である東京富士大学経営学部教授である鬼木一直氏が解説します。

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「デキる社会人」になれるかは遺伝で決まる?

「Sちゃんが勉強できるのは、お父さんが有名会社の社長だから。」などと、勉強ができるかどうかを遺伝で決めていませんか? 

 

もちろん、遺伝的要素を否定するわけではありませんが、大脳の各部位のうち、遺伝の影響を大きく受けるのは、誕生してすぐ発達し始める後頭葉(こうとうよう)と側頭葉(そくとうよう)です。これらは、遺伝の影響を8~9割ほど受けると言われています。視力や聴力が親に似る傾向があるのはそのためです。

 

最後に発達する前頭葉(ぜんとうよう)が受ける遺伝の影響は5~6割ほどと言われており、後頭葉などに比べどのような環境におかれているのかがとても重要になります。この前頭葉こそが、頭の良し悪しに関係する部分なのです。

 

特に前頭葉の中でも最後に発達する前頭前野は、高次認知機能と言われ、考える力、判断する力、洞察する力、我慢する力など、まさに社会人基礎力を培う部分といえます。

 

ただ、それぞれの力が遺伝と環境のどちらの影響を強く受けているのかが明確になっていないのは、家族は基本的に一緒に暮らしているということに起因します。遺伝の要素で似ているのか、毎日生活を共にしているから似ているのかの判断は専門家でも難しいのです。

 

我が家には双子がいますが、性格はだいぶ違います。それは個性であり、大事なのは、これからどれだけ良い子に育てられるかです。子どものどの能力を伸ばしたいのか、どのような方針で子育てをするのかをしっかりと考えることが一番大切です。人生は、最初からはやり直せないのですから。

 

【ここがポイント】
遺伝的にある素質を持っていたとしても、その素質が発現するかどうかは環境次第です。子どもが小さいうちに、社会人基礎力の考え方を身に付けることでその後の成長スピードは大きく異なります。

 

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東京富士大学 入試広報部入試部長、IR推進室長/教授

東京工業大学修士課程理工学研究科修了。ソニー株式会社入社1年目にハードディスク垂直記録方式の薄膜磁気ヘッドの記録再生確認に成功。開発マネージャとして多くの人材育成を行った後、東京富士大学経営学部教授。社会人基礎力を高める実践教育を積極的に推進している。

著者紹介

連載元ソニー開発マネージャが教える「デキる社会人になる子育て術」

デキる社会人になる子育て術 元ソニー開発マネージャが教える社会へ踏み出す力の伸ばし方

デキる社会人になる子育て術 元ソニー開発マネージャが教える社会へ踏み出す力の伸ばし方

鬼木 一直

幻冬舎メディアコンサルティング

親の小さな心がけで、子どもの未来は大きく変わる!前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力が身に付き子どもの可能性を最高に伸ばす家庭教育メソッド。すぐに役立つ、子どもがすくすく育つ、企業のマネジメントと教育現場…

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