続いて、就業している人の属性をみていきます。大泉学園町地区に住む15,101人のうち、15歳以上の就業者は5,380人。職業分類別にみていくと、最も多いのが「卸売業、小売業」、その次に富裕層の代名詞である「医師」を含む「医療、福祉」が11.3%と続きます。また就業者のうち、会社役員の割合は9.5%。就業者の5人に1人は、医者か会社の重鎮という姿がみえてきました。また15歳以上の5,598人のうち、「家事」に従事するのが31%と区平均25%を上回り、配偶者を支えるパートナーの存在の多さが際立ちます。
2020年公示地価をみていくと、練馬区大泉学園町6丁目、「大泉学園」駅徒歩30分強の住宅地で82.6万円/坪(25万円/m2)。都心から離れた郊外、かつ最寄駅からも距離のある住宅地とあってリーズナブルな印象。対象となっている地点は60坪、200m2程度と、ゆとりのある区画で、土地価格は4500万円ほど。大泉学園町が地価でなく、風致地区というルールのもと秩序が守られてきた高級住宅地であることがわかります。
かつて社長の住む街で第3位にランクインした「大泉学園町」。開発当初から厳格なルールが設けられたことで、ゆとりと落ち着きが同居する高級住宅地としての地位を築いてきました。
しかし前出のランキングでは、10年後に、大泉学園の名前は姿を消します。エグゼクティブの志向が、庭付きの広々とした邸宅から、都心のマンション、近年はタワーマンション高層階へと移行したことが要因のひとつとされています。そのことを、往年の高級住宅地の没落、などと表現する人もいますが、実際の大泉学園町に廃れた感じはありません。開発から90年近く変わらない、良好な住環境はいまなお健在です。
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