「終活」という言葉が広く認知されるようになり、遺言書をはじめとした相続対策をする人が増えてきました。その際、問題となってくるのが「相続したくない親族」への対処法です。本記事では、大坪正典税理士事務所の所長・大坪正典氏が、実際にどのようなトラブルが起こっているのかを解説します。

「親の介護」の心配に隠れる「兄弟姉妹介護」の現状

親の介護を想定している人は多いのではないかと思います。しかしながら、もしかすると兄弟姉妹の介護や将来までも心配しなければならないときが到来するかもしれないのです。仮に同世代の兄弟姉妹の介護を想定した場合、間違いなく親の介護よりも相当長い年月に渡ることが予想されます。

 

また、少子化が進んでいくと、家族の中で自分の子供だけが次世代の承継者というケースも増えているのではないでしょうか。もしかすると、その唯一の子供が、親族であるがために叔父や叔母の面倒を見ることになるかもしれません。

 

遺言書の作成についても、兄弟姉妹リスクが起こりうる可能性や現状について配慮したうえ、たとえば親としての願いを託していく必要があるのかもしれません。

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大坪 正典

幻冬舎メディアコンサルティング

最新事例を追加収録! 「長男だからって、あんなに財産を持っていく権利はないはずだ」 「私が親の面倒を見ていたのだから、これだけもらうのは当然よ」……。 相続をきっかけに家族同士が憎しみ合うようになるのを防ぐ…

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