
先週の米ドル/円は一時106円を上回ったものの、金曜日には反落し、結果的には105円台後半と、引き続き方向感の乏しい展開となりました。FX開始直後から第一線で活動している、マネックス証券・チーフFXコンサルタントの吉田恒氏は、「米大統領選挙において、民主党のバイデン候補優勢が広がったことと、(米ドルと米国株の逆相関関係が)結果的に連動した形となっている」と述べています。今回は、米大統領選挙と米国株価の関連性について解説します。
「10/12~10/18のFX投資戦略」のポイント
[ポイント]
・先週は対円以外では米ドル安。依然として米ドルと米国株の逆相関の動きが続いており、NYダウが約1ヵ月ぶりの水準まで上昇するなど、株高を受けた米ドル安の可能性。
・株高は、9月末からのバイデン民主党優勢と結果的に連動。「トリプル・ブルー」期待の株高との解説が一般的。
・過去の実績を見ると、株高は現職に有利に働く。大統領選挙と株価の行方はまだまだ波乱含みの可能性。為替はそんな株価次第。

(画像はイメージです/PIXTA)
株高で対円以外は米ドル安…逆相関関係続く株と米ドル
先週の米ドル/円は一時106円を上回ったものの、金曜日には反落し、結果的には105円台後半中心に引き続き方向感の乏しい展開となりました。
これに対してユーロ/米ドルなどドルストレートは反発が目立つ展開となり、ユーロ/米ドルは1.18ドル台、豪ドル/米ドルは0.72ドル台にそれぞれ乗せて、今月の高値を更新しました。
このような、ドルストレートの反発をうまく説明できるのは株価の反発でしょう(図表1参照)。

NYダウも今月の高値を更新し、約1ヶ月ぶりの水準まで上昇しました(図表2参照)。

ドルストレートと米国株の高い相関関係、いい換えると、米ドル安・米国株高といった米ドルと米国株の逆相関関係が先週も続いた形となったわけです。
この関係がこの先も続くなら、米ドル安が続くかどうかは、米国株高次第ということになります。では、米国株高はこの先も続くのでしょうか。
複雑な米大統領選挙と株価の関係
ところで、最近にかけての米国株高は、9月下旬に始まり、とくに9月末から目立ってきました。米大統領選挙において、民主党のバイデン候補優勢が広がったことと、結果的に連動した形となっています。
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