相手を不快にさせる表現方法2選
1.「~するべきだ」と言わない
「~するべき」というのは、あなたのコアビリーフを他人に押し付けていること。世の中にはいろいろな価値観があるので、あなたの「~するべき」が必ずしも人に通用するとは限りません。まず、そのことを心にとめておきましょう。
そして、会話の中に「~するべきだ」という言葉を多用しないように心がけましょう。
2.レッテルを貼らない
人に不満を言うときに、「あの人は大雑把だ」などと相手を決めつけたり、レッテルを貼ったりしがちです。こういう言い方をされると誰でも、「私のすべてを知っているわけではないのに、勝手に決めつけないでほしい」と、不快に感じるものです。
また、一度レッテルを貼ってしまうと、いつもそのような目で相手を見るようになり、誤解が生じやすくなったり、ほかによい面があっても見えづらくなったりします。
これと似た言い方で、「あなたはいつもそう」「私は絶対にそんなこと言っていません」といった、強い表現もトラブルのもとです。いつもと言うけれど、本当に100%そうなのか、8:2くらいの割合ではないのか。絶対に言っていないと思っていても、思い違いということもあります。
決めつけは相手の反感を買うだけですし、もし違っていたら引っ込みがつかなくなります。 これらの決めつけや強い表現は、無駄な怒りを発生させるだけ。なるべく使わないように気をつけましょう。
怒りから解放されると人生が楽しくなる
怒ることは決して悪いことではありませんが、無駄に怒っていれば疲れます。疲れて、本当に自分が取り組みたいことに全力を注ぐことができません。人生は短いとはよく言いますが、怒りに振り回されている暇はありません。
怒りは自分にとって敵にも味方にもなる感情です。敵になったら厄介な感情ですが、味方にできれば、これほど心強い感情はありません。怒りを味方にし、あなたが望む人生を手に入れてください。
安藤 俊介
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事