「小さな見直し」をすることで、あなたの会社の業績は大きく変わるかもしれません。平石経営研究所代表・経営コンサルタントの平石奎太氏は、書籍『生産性向上はこうする』(幻冬舎MC)にて、規模や業種を問わず、多方面にわたった「生産性向上」事例を紹介しています。

受注拡大と新規受注につながった

後に、納入先から組立の品質を評価されて西日本全域の受注を得、新たな運輸部門の受注にもつながったとのことでした。工程を1/2にすることは、不要な工程を削除し、作業をやりやすく簡素化することを意味しています。その結果作業者に余裕が出来品質にもよい影響が出てきます。僅か1ヶ月で果たした見事な成果で、社業に大きく貢献することになりました。


最大の成功要因は大きな目標設定でした。この倉庫業の新規受注は、まさしく運送周辺業務(受入、組立、検査、保管、出荷 etc.)を一括して受注する運送業の新しい発展の方向(3PL|サードパーティーロジスティック)を意味しています。

 

●教訓

1.営業力は企業の競争力を高めてこそ強化される
2.「競争優位」をどこで確立するか、得意分野を特定することが重要
3.得意分野を圧倒的な競争力にまで高めてこそ経営基盤は強化される

 

※本記事は、連載『生産性向上はこうする』を再構築したものです。

 

 

平石奎太

平石経営研究所代表

生産性向上はこうする

生産性向上はこうする

平石 奎太

幻冬舎メディアコンサルティング

規模や業種を問わず、多方面にわたった事例を紹介。経営コンサルタントとして数々の事業を再建してきた著者による真の生産性向上を遂げ、経営改善を成功させるための手引書。

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