市の臨時職員が、「ローマ法王」に地元の米を献上してみたら…

世のなかには、パッケージを変えただけで売上が10倍以上に増えた、営業をしなくとも販路が広がった、という事例が無数にあります。あなたの商品も、パッケージを変えることで、売上が増える可能性を秘めているかもしれません。今回は、「パッケージ変更」で売上を伸ばした商品について、実例を用いて紹介します。

自社独自の価値を見つけるためには?

「商品そのものを売る」のではなく、「その商品を売ることで、お客様が得られる価値を売る」を第一に考えることが大切です。みなさんも考えてみてください。自社の商品にしかない価値が必ずあるはずです。

 

「お客様が得られる価値を売る」を第一に考える (画像はイメージです/PIXTA)
「お客様が得られる価値を売る」を第一に考える
(画像はイメージです/PIXTA)

 

「うちの商品はどこにでもあるものだから、独自の価値なんてない」と控えめなかたもいますが、決してそのようなことはありません。なぜなら、会社が、その商品が今も存続しているということは、お客様がその商品に価値を感じ、購入しているからです。本当に会社や商品に価値がないのであれば、とうになくなっているはずです。

 

以下、自社独自の価値を見つけるための3つのステップをご紹介します。

 

・ステップ1:自分の会社の「強み」を書き出してみる

付箋やメモ用紙などに、会社や製品の「強みだと思うこと」「好きなところ」「お客様に喜んでもらっていると思うところ」を書き出します。社長だけでなく、社員全員、アルバイトや現場のスタッフにも書いてもらいましょう。実際にお客様に入ってもらうと、さらに効果的です。できれば1人10枚以上、合計で100枚以上集まるのが理想です。

 

書いたものは一人ひとり読み上げていきます。「そんな強みがあったのか」「現場ではお客様にそのように喜んでいただいたのか」といった意外な発見があるものです。

 

・ステップ2:競合他社との類似点を見極める

ステップ1で集めた紙の中から、ライバル社と似たような価値を見つけ、脇に置きます(捨てる必要はありません)。「おいしいと思っていたけれど、他社も同じようなものか」「国産原料使用を謳っているけれど、他社も同様だった」などの発見があり、一定の枚数が脇に置かれるはずです。

 

・ステップ3:お客様とは直接関係のないものを除く

残っている紙の中に「社長の顔が業界に広い」「社風がいい」など、お客様と直接関係のないものがあれば、取り除きます。こうした作業を行った結果、残った紙に書かれているものこそが、自社独自の価値なのです。

 

自社独自の価値を見つけ、それが「お客様の求める価値」に合うものであれば、今度はそれをパッケージで表現しましょう。

 

株式会社パッケージ松浦 代表取締役社長

1974年、徳島県生まれ。広島大学理学部物性学科卒業。2002年、パッケージ松浦入社。入社当初は「パッケージは中身を出したら捨てられるゴミだ」との思い込みが強く、仕事に意味ややりがいを見出せない日々を過ごす。やがて「パッケージは商品の安全・安心を守り、売上を伸ばす役割がある」ことに気づき、仕事に没頭するように。2005年、創業者である父の跡を継ぎ、代表取締役就任。
2011年より、数多くのヒット商品のパッケージ調査を開始。750 を超える事例から「売れるパッケージ」の共通項を発見。現在、顧客とともに売上を伸ばすための商品開発やパッケージ資材の提案のほか、企業のブランディングについての提案を行っている。

本業のほか、世界初のパッケージマーケッターとして、全国各地でパッケージマーケティングセミナーなど、日々奔走中。

著者紹介

連載赤字商品が「大ヒット商品」に化ける!売り上げがグングン伸びるパッケージ戦略

売上がグングン伸びるパッケージ戦略 赤字商品が大ヒット商品に化ける!!

売上がグングン伸びるパッケージ戦略 赤字商品が大ヒット商品に化ける!!

松浦 陽司

合同フォレスト

パッケージにひと言添えただけで売上倍増! ネーミングを変えただけで品切れ続出!! ターゲットを絞ったらSNSで話題沸騰!!! 世界でただ一人の“パッケージマーケッター”が、売れるパッケージの秘密を明かします!

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