累計310億本突破…「お~いお茶」に見る、ネーミングの重要性

世のなかには、パッケージを変えただけで売上が10倍以上に増えた、営業をしなくとも販路が広がった、という事例が無数にあります。あなたの商品も、パッケージを変えることで、売上が増える可能性を秘めているかもしれません。今回は、「パッケージ変更」で売上を伸ばした商品について、実例を用いて紹介します。

色を変えるだけで「気づかれる存在」に

百貨店に、スーパーに、コンビニに、無数の商品が並んでいます。いったい、どのくらいの商品数が並んでいるのでしょうか。店舗によって異なりますが、一般的に食品スーパーでは1万2000点以上、コンビニでも2000点以上の商品が並んでいるそうです。

 

これでは、お客様に見つけてもらうのは至難の業です。気づかずに通り過ぎられてしまっても無理はありません。

 

試しに近所のコンビニに置いてある商品を思い浮かべてみてください。何種類くらいの商品名を書き出すことができますか。100点書けたらたいしたものです。それでも1900点の商品を見逃していることになります。目に留まらなかった商品は、その人にとって「存在しないのと同じ」です。では、どうしたらお客様に「気づいてもらえる」商品になるのでしょうか。

 

「気づかれる商品」になるためには?
「気づいてもらえる商品」になるためには?

 

まず「パッケージの色」で気づいてもらうという方法があります。

 

「東京カンパネラ」(アイル)という商品は、羽田空港や東京駅などで大々的に販売していますので、ご存知のかたも多いことと思います。その商品パッケージがターコイズブルー(緑がかった水色のような色)という独特の色なのです。食品業界では「食欲減退色」といわれる寒色は避けられる傾向にあります。ではなぜ、東京カンパネラがこのようなターコイズブルーを採用したのでしょうか。

 

理由は「他社と差別化するため」です。

 

同社では、羽田空港や東京駅で販売することが決まったとき、まず競合商品を考えました。すると、黄色いパッケージの「東京ばな奈」(グレープストーン)や、黒いパッケー
ジの「東京たまご ごまたまご」(東京玉子本舗)などが真っ先に挙がります。この2つの商品に囲まれても、圧倒的な存在感を誇る商品の色を、と考え抜いた結果、あえてターコイズブルーにしたそうです。このねらいが見事に当たり、発売以来のロングセラー商品となっています。

 

ほかにも真っ赤なパッケージで有名な「ガーナミルクチョコレート」(ロッテ)が挙
げられます。

株式会社パッケージ松浦 代表取締役社長

1974年、徳島県生まれ。広島大学理学部物性学科卒業。2002年、パッケージ松浦入社。入社当初は「パッケージは中身を出したら捨てられるゴミだ」との思い込みが強く、仕事に意味ややりがいを見出せない日々を過ごす。やがて「パッケージは商品の安全・安心を守り、売上を伸ばす役割がある」ことに気づき、仕事に没頭するように。2005年、創業者である父の跡を継ぎ、代表取締役就任。
2011年より、数多くのヒット商品のパッケージ調査を開始。750 を超える事例から「売れるパッケージ」の共通項を発見。現在、顧客とともに売上を伸ばすための商品開発やパッケージ資材の提案のほか、企業のブランディングについての提案を行っている。

本業のほか、世界初のパッケージマーケッターとして、全国各地でパッケージマーケティングセミナーなど、日々奔走中。

著者紹介

連載赤字商品が「大ヒット商品」に化ける!売り上げがグングン伸びるパッケージ戦略

売上がグングン伸びるパッケージ戦略 赤字商品が大ヒット商品に化ける!!

売上がグングン伸びるパッケージ戦略 赤字商品が大ヒット商品に化ける!!

松浦 陽司

合同フォレスト

パッケージにひと言添えただけで売上倍増! ネーミングを変えただけで品切れ続出!! ターゲットを絞ったらSNSで話題沸騰!!! 世界でただ一人の“パッケージマーケッター”が、売れるパッケージの秘密を明かします!

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