美容師になると「自分の店を持つ」ことを目標にする人が多いものの、30歳時点の平均年収が300万円と、資金を貯めることは難しいのが現実です。さらに感性・体力の両面から、40歳ごろになると若い美容師とのジェネレーションギャップを感じ、美容室を辞める人が多いのだといいます。今回は、「定年40歳」の後の選択肢や、女性美容師のピークが35歳だといわれる理由について解説します。

私はヘアスタイリストとして成功するかどうかは、最初に入ったサロンでだいたいが決まると考えています。美容学校を卒業後、きちんと教育してもらえるサロンに入った人は、順調にキャリアアップし、独立して自分の店を持つことも可能でしょう。

 

しかし、経営者が教育やキャリアプランについて深く考えていなかった場合は、技術はもちろん、人として大切なことも教えてもらえません。そのため、「この世界で生きていくのは難しい」と諦めて美容師を辞め、異なる職業に就いてしまうのです。

 

今は、経営者側も雇われる側も昔のやり方が通用しなくなってきています。給料が良いところに移って、お金を貯めて独立しても、お金だけではその後の経営はできません。かといって、40歳になってもサロンにしがみつき、若いヘアスタイリストに邪魔者扱いされながら働くのは楽しくないでしょう。

 

ヘアスタイリストは、これからどういう働き方をするべきなのでしょうか。

 

 

 

田中 房五郎

コムズグループ 代表

 

 

※本連載では、名古屋を中心に100店舗以上のヘアサロンを展開する、コムズグループ代表の田中房五郎氏の著書『THE CAREER BOOK OF HAIRSTYLIST ヘアスタイリストのキャリアブック』から一部を抜粋し、解説します。

THE CAREER BOOK OF HAIRSTYLIST ヘアスタイリストのキャリアブック

THE CAREER BOOK OF HAIRSTYLIST ヘアスタイリストのキャリアブック

田中 房五郎

幻冬舎メディアコンサルティング

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