以前は結婚や出産で辞めてしまう女性も多かったですが、最近は、出産後に産休育休を取ってたあと、復帰する人、パートタイムで働く人もいます。
私のサロンでも出産後3カ月で戻ってくる方がいて、夫よりも給料が高いそうです。時短勤務で16時に終わって、保育園に迎えに行くという働き方もでき、日曜日を休みにすることもあります。16時に勤務を終える働き方でも、指名のお客様が多くついていると、通常のヘアスタイリストよりも給料が良い場合もあります。
売れたい美容師が身に付けるべきは「接客力」
美容師になって、カットがすごくうまいなど、技術がいくら優れていてもお客様から指名がつかない人もいます。
「笑顔がない」、「おしゃれじゃない」、「褒めない」といった接客だと、お客様からリピートされることはありません。見た目の感じの良さとおもてなし力は、美容師には必須です。給料が安くても、見た目を磨き、おしゃれな服装にお金をかけないといけないので大変です。
お客様にきれいになっていただき、気持ちを上げていただくためには、時にはホストやキャバクラ嬢のような接客力も、ヘアスタイリストには求められます。
最近では、SNSでヘアスタイルを発信する人も多く、フォロワーを増やして、指名につなげている人も多いです。お客様とLINEを交換して、情報発信を行うなど、お店に出ていない時間も細やかな営業活動を行う人もいます。
また、美容師に悩みを打ちあけ、愚痴を聞いてもらいたいというお客様も多く、お客様を癒し、時にはカウンセラーのような役目も果たします。このように技術力が身に付いていても、接客力や営業力が足りないと、指名がもらえず、売上げにはつながらないのが美容師の世界です。
今すぐ「美容師としてのキャリアプラン」を立てるべし
美容師の業界にはさまざまな問題点があり、ヘアスタイリストとして成功するためには、自分がどういうキャリアプランを描くのか、早い段階から見極めることが大切です。