「大損する可能性のあるトレード」はしない
トレードをする場合、ある程度のリスクは負わなければなりません。リスクを負いつつ前述のように、手数料と税金を抑え、やめるときにしっかりやめることで、そのリスクをコントロールできます。そしてリスクを負ったうえで、勝つ確率が高い時にトレードします。
しかし注意したいのは、どんなに低い確率でも大損する可能性のあるトレードはしないことです。99.9%大丈夫だと思っていても、残りの0.1%というのは、1000回に1回は出くわす確率です。長くトレードをしていれば、いずれその1000回に1回に出くわすことでしょう。
大損をしてしまうと、それを取り返すのは容易ではなくなります。なぜならば投資というのは、資金量の多さが儲けの多さに比例する行為だからです。
たとえば、1000万円分買った株が5パーセント値上がりすれば1050万円となり、50万円の儲けとなります。しかし、10万円分買った株が同じく5パーセント値上がりしても10万5000円で、儲けは5000円にしかなりません。資金が少ないほど儲けにくいのが投資です。
ですから、どんなに低い確率でも大損する可能性のあるトレードはしないことが、トレードで必敗を防ぎ必勝に近づくためには重要です。
◆まとめ
株式トレードに絶対確実な必勝法はありません。しかし、手数料と税金を抑えること、やめるときにしっかりやめること、どんなに低い確率でも大損する可能性のあるトレードはしないことで、必敗を防ぎ必勝に近づくことはできるのです。