どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえる。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 20代後半から30代前半の単身会社員の住み心地を考えていこう。今回取り上げるのは、京成電鉄金町線「柴又」。

寅さんの銅像がお出迎え、人情があふれる参道が魅力

「柴又」は東京都葛飾区に位置する、京成電鉄金町線の駅です。駅から500mで東京都と千葉県を分ける江戸川という立地で、1日の乗降数は1万人弱です。

 

柴又という地名の由来は、約1,300年前にあるといわれています。721年の戸籍に「嶋俣」という地名があり、「嶋」は土砂が堆積して島のように土地が高くなっている場所、「俣」は川が合流したり分かれたりする場所のことを指し、周辺の地形をもとに付けられたと考えられています。嶋俣の記述は、その後も多数の文書に見られますが、1559年の『小田原衆所領役帳』で「柴俣」という記述が登場。明治時代には「南葛飾郡柴又」と記されるようになりました。

 

柴又といえば、テレビドラマや映画で国民的人気を博した『男はつらいよ』の舞台。国民栄誉賞にも輝いた渥美清主演、山田洋次原作・監督のシリーズで、「フーテンの寅」こと車寅次郎が毎回大騒動を起こす人情喜劇は、1995年までに48作が作られ、昨年、第50作となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』が公開されました。ちなみにドラマ版の寅さんは、一攫千金を狙って訪れた奄美大島でハブに噛まれて亡くなるという、悲劇的な最期を迎えています。そんな柴又に所縁の深い寅さんの銅像が、この街を訪れた人を迎えてくれます。

 

 

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駅から「柴又帝釈天」へと続く参道にあるのが「柴又帝釈天門前参道商店街神明会」。5分ほどで通り抜けることが可能な小さな商店街には名店がズラリ。江戸川が近いことから鰻料理が有名で、香ばしい香りが漂います。また草餅や団子が買えるお土産店も多く、楽しく食べ歩きができる商店街です。

 

帝釈天の裏にあるのが、映画製作の過程を深く知ることのできる「葛飾柴又寅さん記念館」と、米国の日本庭園専門誌『Sukiya Living』が実施するランキング調査で常に上位評価される庭園が美しい「山本亭」。さらに川岸に下りれば、1983年のヒット曲として知られる「矢切の渡し」も。のんびりと船に乗って、向こう岸へと渡ることができます。

 

駅を出たら、寅さんがお出迎え
駅を出たら、寅さんがお出迎え

 

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