お屋敷が建ち並ぶ、都内有数の高級住宅地
「白金高輪」駅は東京都港区に位置する、東京メトロ南北線と都営地下鉄三田線の接続駅です。2000年に、南北線「目黒」~「溜池山王」間の開業に合わせて誕生した新しい駅で、1日の乗車人数は、東京メトロ駅は約4.3万人、都営地下鉄駅は約2.8万人ほどとなっています。
駅名は「しろかねたかなわ」。「が」ではなく「か」と、にごらないのがポイントです。その名の通り、白金と高輪の交差する地点に駅はあり、真上を走る桜田通りを境に東側が高輪、西側が白金となります。
白金は、室町時代にこの地を開いた柳下上総介氏が、大量の銀(=読みは「しろかね」)を所有していたことから、“銀長者”→“白金長者”と呼ばれ、そのまま地名になったとされています。
一方、高輪は戦国時代に記された『軍記物語』に、江戸城を攻めた小田原・北条軍が、守る上杉軍と激戦を展開した地として、「高縄原(たかなわはら)」の名が登場します。高縄とは高台のまっすぐな道を表した言葉です。ほか、高鼻和、高名輪、高縄、高畷……と、時代によって様々な表記がありましたが、高輪の表記は、江戸時代の『正保郷帳』にある記録が最初とされています。
駅の周辺は江戸時代に薩摩藩や高松藩など大名家の下屋敷があったところ。広い敷地が残っていることから、皇族とゆかりの深い建物が多く点在しています。たとえば、駅の南東方面にあるのが、上皇上皇后両陛下の仮住まいである「高輪皇族邸」。上皇陛下の叔父であり、昭和天皇の弟である高松宮ご夫妻が暮らしていた邸宅です。
都内でも有数の高級住宅地なので、駅周辺にこれといった商業施設や娯楽施設はありません。通勤や通学での利用がなければ、降りることはないでしょう。
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