株式投資、FX、不動産投資など、さまざまな投資を自ら実践してきた医師が語る、不透明な時代を生き抜くためのお金の知識。本連載は、現役の医師で、大見医院院長の大見貴秀氏の書籍『失敗から学び続けた、資産家ドクターの投資術』(クロスメディア・パブリッシング)より一部を抜粋し、医師に最も適している資産形成法を教えます。※「医師×お金」の総特集。GGO For Doctorはコチラ
医師として働きながらの投資を行う難しさ
ここまで述べてきた株式投資、投資信託、FX、外貨預金、これらの投資を私もすべてやってみたのですが、長続きしませんでした。相場の変動がどうしても気になり、忙しい業務中の合間を縫って、数字を追いかけることに疲弊してしまったからです。
他の投資をしているドクターと話をしていると、数字が気になってトイレにこもってスマートフォンをチェックしたり、会議中もチラチラ見てしまうということが続き、何やっているんだろう、と急に我に返って投資をやめたという人もいるようです。
私たちは医師として“医療のプロ”ではありますが、必ずしも投資のプロではありません。株式投資、投資信託、FXなどは、銘柄選びに時間がかかるうえ、相場は日々変動するので、それを絶えずチェックしていなければいけません。
また医師として日々、勉強していく合間を縫って金融知識をつけるのも並大抵のことではなく、負担が大きいようにも思います。もちろん、趣味として投資を行っていて、十分に知識と自信があるならば、株式やFXによる投資を行うのもよいと思います。
しかし医師は金融市場が動いている時間帯に病院におり、自由に取引をすることができないことを忘れてはいけません。
大見貴秀
大見医院院長
植田幸
資産コンサルタント 宅地建物取引士 AFP(日本FP協会認定)
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大見医院
院長
常勤医からフリーランス医になったときの税制の違いに驚き、日本の税制について幅広く勉強する。医師としての活動のほか、不動産賃貸業、法人の代表取締役として活動中。フリーランスの税制、医師や高所得者の節税、医師の資産形成などの情報発信を行うほか、セミナーなども多数開催。
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連載ドクターの投資術「医師に最も適している資産形成とは」
資産コンサルタント
宅地建物取引士
AFP(日本FP協会認定)
株式会社トライブホールディングス
金融業界、国際的情報機関を経て、2006年不動産業界へ。中古住宅再生事業、新築マンション事業、リノベーション事業等を経験したのち、トライブホールディングス入社。クライアントの大半が医師であることから、「医師の方々が本業に専念できるための資産サポーターでありたい」をモットーに、医師ならではの悩み、不安、苦悩の解消に奔走している。現在、執行役員として社内マネジメントの傍ら、全国にてセミナー講師など幅広く従事。
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