ベッドタウン「草加」東口と西口で別の顔を持つ
「草加」駅は埼玉県草加市にある、東武伊勢崎線の駅です。1日の乗降客数は8.8万人ほどで、近年は8万人台で推移しています。
草加という地名の由来には諸説ありますが、そのひとつが、徳川二代目将軍秀忠に関連するもの。秀忠がこの地に鷹狩りに来た際、人馬も通行困難なほど草の生い茂った所だったため、草木を束ねて道に敷いて道をつくったところ、秀忠が「これは草の大功だ」といったことから、転じて「草加」となったそうです。
草加は、江戸時代、日光街道の宿場町として栄え、その周辺部は水田地帯で稲作が盛んでした。変化の兆しは高度成長期。1963年に松原団地の造成、東武伊勢崎線と営団地下鉄(現在の東京メトロ)日比谷線の相互直通運転の開始などにより、人口が急増。東京のベッドタウンとして発展しました。
そんな草加で生まれたのが、草加が生んだ名産品「草加煎餅」です。源流は、餅をつぶして乾燥させて塩味をつけた塩煎餅。江戸時代、利根川沿岸で醤油が造られるようになると、焼煎餅に醤油を塗るようになったそうです。うるち米をつかった草加煎餅は硬く、ぱりっとした食感が人気。草加市内にはいまなお、煎餅の製造所や販売所が多数存在しています。
「草加」駅周辺をみていきましょう。駅に直結する駅ビルには、惣菜店や洋菓子が中心の中心の「VARIE1」とライフスタイルショップやアパレルショップが中心の「VARIE2」からなる商業施設「草加ヴァリエ」など、使い勝手のいいショップがラインナップしています。
駅の東口には、平成の前半に再開発で誕生し4つのビルからなる「アコス」。北棟には「草加マルイ」、南棟には「イトーヨーカドー草加店」が入る、草加のランドマーク的存在です。さらに駅前から南北に延びる車一台通れるくらいの道沿いには、昔ながらの商店街「草加駅前一番通り商店会」。昭和の雰囲気が漂う商店街ですが、お店は中高年向けが多く、あまり利用する機会はないかもしれません。
駅西口は、東口とは少々違う雰囲気が漂います。雑居ビルが建ち並び、居酒屋チェーン店やパチンコ店が目につきます。風俗街もあり、女性の夜の一人歩きは注意が必要なエリアもあります。また「ダイエー草加店」がありますが、東口より買い物スポットは少なめです。
----------------------------------------------------------------------------------------------
[PR]不動産投資、いきなり始めるのはあまりに危険!
セミナーに参加し資産運用について考えましょう 詳細はこちら>>>
----------------------------------------------------------------------------------------------