新型コロナに負けない「健康経営」…精神論ではなく行動を!

経済産業省の取り組みにより注目が集まる「健康経営」。健康経営とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することと定義され、「国民の健康寿命の延伸」を目的として、企業の取り組みが期待されている。ボディスタイルプロデューサー・社員自走型健康経営アドバイザーである田中素美氏が解説する。

かしこい投資「健康経営」を取り⼊れないと損をする!

◆「あなた」はウイルスにも負けない「免疫」を上げる⽣活をしていますか?


世界中に広がりを⾒せているコロナウイルス。私たちは今までも、SARSやインフルエンザなど、ウイルスが冬に蔓延する状況を⾒てきました。


原因は諸々あるとはいえ、「菌やウイルスに負けない体作りを⽇頃からしているか?」という問いに、あなたはどう答えるでしょうか。


SNSの時代もあいまって、単なる不安なだけで情報が拡散されている⽐率は昨今、とても⾼いと思います。しかし、戦地など特殊な環境で医療に従事した医師や、ウイルスや菌の研究者など、専⾨家達の発⾔から⼤きなヒントが読み取れます。

 

ただ恐れるのではなく、いかに戦い勝利するか、国や企業レベルはもちろんですが、本当のカギは「あなた」にあるのです。


◆広げるべきはウイルスやフェイクニュースではなく「健康経営」という思考

 

⽇本の「健康経営」に対する取り組みは、20年早く先⾏させているアメリカに続き、2014年に経済産業省と東京証券取引所が「健康経営銘柄」の選定を始めた頃にスタートしました(詳しくは第1回『企業の投資対象として「社員の健康」が注目されるワケ』を参照)。


今年で6年⽬になりますが、私が2001年に健康予防美容業界に従事し始めた頃のことを思い出すと、なんとも遅いスタートだなと感じざるを得ません。

 

当時は、国だけでなく、多くの企業はまだまだ未熟な思考を持っていました。社員の健康という資産に「投資」をするという考え方に鈍感でした。ガンガン⾏けばいいんだという精神論が、2000年代にもかかわらず主流だったのです。

 

ガンガン行けばいいんだという精神論では立ち行かない時代
ガンガン行けばいいんだという精神論では立ち行かない時代


今では、政治家もメディアで「健康経営」について発⾔するほど、浸透が⽬に⾒えてきた時代になりました。⼤きな⼒が動くのは良い流れですが、まだ多くの経営者が⾏動できていない状況があります。

「腸」の機嫌の良さが健康への近道!

◆脳のイイナリになってはいけない理由


残念ながら、脳はダマサれやすく、そして、あなたをダマシてくるのです。

 

生物に最初に備わった臓器は腸であり、脳はその後にできた臓器だということがわかっています。生きる上での思考という本能はもちろん持ち合わせていましたが、それは「腸」が判断していたのです。

 

「脳」はいちばん新しい臓器といっても良いでしょう。つまり、体のコントロールは「腸」がしているのです。

 

人類は800万年ほどの歴史を積み上げてきた中で、脳を発達させました。しかし、古い脳の上にさらに新しい脳の大脳皮質が覆いかぶさるように作られ、生物としての原始的な欲が抑え込まれるような状況にあります。

 

脳は五感からの情報で判断することが多く客観的ではないので、それが間違っていてもそのままとらえてしまいます。そう、「脳」はおバカさんなのです。

 

◆「免疫」は「腸」がつかさどっている

 

「腸」は、体内の司令塔であり、状況を常に判断しています。免疫の第一人者である藤田紘一郎氏によると、脳内ホルモンも腸で作られていることがわかっています。つまり、腸の機嫌が悪ければ脳の機嫌もよくはなりません。瞑想だけでは脳は活性化しないのです。


たとえば⾷事などで、「⾷べたい」という「脳の思考」を優先してはいませんか。「脳」は記憶や習慣にしばられている不⾃由さを持ち合わせています。つまり、本当に体が必要としていなくても、あなたはその欲求にそって⾷べてしまうことがあるのです。特にストレスがかかったときに、報酬系が活発化し、快楽を求めやすいことがわかっています。


「免疫」は「腸」がつかさどっています。体が喜ぶような⾷事をすることは、免疫⼒アップにつながります。バランスの良い⾷事こそが体が喜ぶ⾷事です。「腸」の機嫌もすこぶる良くなります。

 

バランスを取るためにはさまざまなポイントがありますが、3⾷を腹8分⽬、野菜2:タンパク質1、夜は穀類なし、などからスタートすると良いでしょう。ちなみに、タンパク質1の内訳は、動物性2:植物性1です。

 

しかし、個⼈差がありますから、⾃らの実践と現場経験のあるプロのアドバイスを取り⼊れることは重要です。企業での「健康経営」の取り組みにも、同じことが⾔えます。

 

◆⾃分の体をセルフマネジメントする「⾃⾛型」の強みとは?

 

⼀⼈ひとりが⾃分の体をセルフマネジメントできることこそ、企業が強くなる⼤きなファクターです。⿂を与えるだけの健康経営ではなく、⿂の釣り⽅を伝えて能動的に⾏動できるようにしていく「社員⾃⾛型健康経営」のほうが、より強⼒で、よりサステイナブルなのです。


健康経営という投資が、企業の⽣産性向上と⼈材確保の原動⼒になるという理由がここにあります。もちろん、経営者のあなた⾃⾝が率先してそうなることが⼤切です。あなたは
「ゆっくりですが⼤きくリターンが継続的に返って来る投資」をしたいと思いませんか?

 

しかし、全社員に同じく伝えることは現実的には不可能です。それでは、どうしたらよいのか?

 

中核の積極的なメンバーからスタートするとよいでしょう。たとえば、経営陣や次世代リーダーなど、性別や国籍にかかわらず「周りへの影響⼒の⾼い社員達」から始めるのです。これを毎年続けていけば、信頼性の⾼い⼈気ある企業になることでしょう。

 

ウイルスに対する免疫⼒の⾼い⼈を増やすことは、企業にとってとても⼤事なポイントであることはいうまでもありません。どんなに能⼒が⾼い⼈でも、不健康であれば気持ちも頑張れないですし、その能⼒を発揮することはできないからです。

 

単純な⾵邪をひかないようにする「習慣」を⾝に付けていくことが、新しいウイルスにかからない最強の⽅法です。免疫⼒がしっかりしている状態が、本来のあなたの姿なのです。そして、体をマネジメントできる⼈は、ビジネスをマネジメントできる⼈なのです。

 

田中素美

ボディスタイルプロデューサー/社員自走型健康経営アドバイザー/ジェロントロジスト/Origin&Beauty代表

ボディスタイルプロデューサー/社員自走型健康経営アドバイザー/ジェロントロジスト/Origin&Beauty代表 

社員の健康は経営資産!強いカラダが強い企業を作る!

【魚を与えるのではなく魚の釣り方を伝える】社員自走型健康経営による企業リノベーショ
ンを提案。自分の体を「10個の生活習慣のバランス」で「セルフマネジメント」できるよ
うに導くオリジナルメソッド『テンハビッツ』を土台にしている。
南カリフォルニア⼤学ジェロントロジー(加齢学)コース修了、フルマラソンランナー。

生まれつき右首と右脚が曲がっており、顔の骨やパーツもずれている。
極度の冷えと顔の肌トラブルやアレルギーもあり、ハンデのある体で幼少期を過ごす。

2001年より延べ13000人以上の体を変え、自らの体もセルフボディマネジメントで人生が
一変。生活習慣改善により大きく体質改善をし、ボディメイキングのサンプルとして19年
進化させてきている。
現在55歳<B90W50H80>東京銀座サロンでは、VIP向けに「個別ボディプロデュース」
を行っている。 

https://originandbeauty.com

著者紹介

連載投資対象は「社員の健康」!企業オーナーのための「社員自走型」健康経営術

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