ハワイの老舗有名ホテルで、最近は「固定配当」の投資用ホテルコンドミニアムとしても人気のイリカイ(Ilikai Apartment Building)。このたび、新たな分譲のアナウンスがあり、多くの日本人投資家からさらなる注目を集めています。今回は、その最新事情を見ていきましょう。

2階部分がフルリノベーションで新たに分譲

今回は、アラモアナとワイキキの間に位置するホテルコンドミニアム「Ilikai Apartment Building(以下Ilikai)」について説明します。

 

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Ilikaiは1964年築で、オアフ島で最も歴史のあるホテルコンドミニアムの一つになり、総戸数は1,000室を超える大規模なホテルコンドミニアムです。

 

今まで連載の中で触れてきたTrump Tower Waikiki(トランプ・ワイキキ)やThe Ritz-Carlton Residences Waikiki Beach(リッツカールトン・ワイキキ)のように全室分譲タイプのホテルコンドミニアムですが、今までミーティングルームやライブラリーなど商業用スペースとして利用していた2階フロアが今回ホテルの客室にリノベーションされ、分譲されることになりました。

 

実はこの2階部分と22階から25階までの計5フロアは同一の所有者が保有していましたが、経済的な事情でNYの金融機関が差し押さえをしました。その金融機関が資金回収を目的として、2014年末より22階から25階の全室をフルリノベーションして分譲し、あっという間に完売してしまったという経緯があります。

 

元々この2階部分も分譲されると言われていましたが、なかなか正式に発表さず、首を長くして待っていた方も少なくありませんでしたが、このたび、2016年3月7日付で正式に分譲のアナウンスがなされました。

 

上層階の分譲時には、購入者の約半数が日本人であり、今回の2階の分譲も上層階を買い逃した多くの日本人の方から大きな注目を集めています。そのため、一般的な先着順の販売方式ではなく、2016年3月31日までに、それぞれの購入希望者が、自分が購入したいと思う条件(価格を含む)にてオファーを入れるという入札方式にて購入者が決まることになっています。

 

 

稼働状況に影響されない「固定配当システム」を採用

前述のとおり、IlikaiはTrumpやRitzと同様のホテルコンドミニアムとなっていますが、ホテルとして貸し出しをした際の配当システムに大きく異なる点があります。通常、ホテルコンドミニアムは、その部屋の稼働実績に応じて収入が上下します。よって通常は毎月収益にばらつきが出てきますが、今回のIlikaiは、「固定配当システム」が用意されており、ご所有のお部屋の稼働状況に影響されず、ホテルオペレーターが収入を保証する仕組みが用意されています。


その固定配当システムによって、想定キャッシュフローがクリアになるため、投資家が安心して投資できる環境が整っていることが人気の秘密となっているのです。

 

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現在、ご自身のポートフォリオを検討される中で、優良な海外資産を保有したいというニーズが非常に多くなっています。特に、最も身近な米国であるハワイ不動産への注目度は年々高まっていますが、ハワイの中でもオアフ島の【ワイキキ】に存在する不動産というのはごく僅かであり、その中でも安心して投資できる物件を見極めていくと、本当に一握りと言えます。


今回のIlikaiについては「最後のチャンス」と言えるタイミングを迎えています。2016年3月31日までにオファーを入れるためには一定要件があり、興味・関心がある場合には早めの行動が必須といえるでしょう。

 

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