「働き方改革」により、副業の役割に改めて注目が集まっている。年功序列や終身雇用が保証されない昨今、多くのサラリーマンが副業を検討中だ。そのなか、アパート経営こそが「堅実な副業」になり得ると言うのが、株式会社アイケンジャパンの代表取締役・中島厚己氏である。自身もオーナーとして20年超のアパート経営歴をもつ同氏が、経営者・オーナー・賃貸ショップ・管理会社それぞれの目線から見た「堅実なアパート経営」について解説する。本記事では、新築アパート経営が「副業に最適」といえる理由を解説する。

また、一棟だけでは心配な空室のリスクも、複数棟所有することで軽減されます。万が一、一棟の空室が続き、家賃収入で借入返済がまかなえなくても、他のアパートの余剰分で補填できるからです。所有するアパートの立地を分散させれば、さらにリスクは軽減されます。上手にアパート経営をされている方、アパート経理のメリットを十分に理解されている方が複数棟購入されるのはそのためです。

 

複数棟の所有で生活に十分な収入を得ることが可能に
複数棟の所有で生活に十分な収入を得ることが可能に

 

③資産価値の上昇を期待できる

 

たいていの商品は、買った瞬間にその価値が下がります。高級車も、高級バッグも、購入時と同じ値段で売ることはできません(プレミアがつけば別ですが・・・)。しかし不動産の場合はどうでしょう。不動産の価値は、比較的物価の上昇と連動するので、資産価値の上昇を期待することができます。

 

例えばアパートの場合、建物は年月とともに古くなっていきますが、その価値も一緒に下がっていくとは限りません。満室が続く優秀なアパートならば、購入時より高い価格で売却することも可能です。

 

実際に、弊社のアパートのオーナー様が、購入から10年目に購入時よりはるかに高い価格で物件を売却され、売却益をしっかり得られていました。私としてはご購入いただいたアパートは売却せずにオーナー様にずっと持っていただきたいと思っていますが、それだけ利益が出るなら、それは売りますよね、と納得せざるを得ない値段でした。はじめての売却にショックを受けつつも、自社アパートの市場における価値の高さを確認できたので、これはこれでよしとしております。このように、不動産は購入後から楽しみが増えるのです。

「老後」「もしものとき」のための備えとして利用

④「備え」をした状態で老後を迎えられる

 

老後の資金をどうするかという問題は切実です。メディアでも多く取り上げられるようになりました。不安の解消のため、何かしなければと思いつつ、結局、何をしたらいいかわからず、何もしないままで年月が過ぎていくことに、さらに不安を感じている方が多いのではないでしょうか。

次ページ老後の備えになぜアパート経営が最適なのか

本連載は、2016年11月30日刊行の書籍『新築アパート経営こそ副業の中の本業 成功の秘訣55』から抜粋し、最新の情報に再編集したものです。

新築アパート経営こそ 副業の中の本業 成功の秘訣55

新築アパート経営こそ 副業の中の本業 成功の秘訣55

中島 厚己

幻冬舎メディアコンサルティング

本書は、アパート経営で、「毎月安定した収入を得ながら資産形成ができる」というノウハウが満載。なぜ、そんなことが可能なのか? 入居率99%のアパート経営を提案し続けて10年の実績を持つ著者が、入居者が入り続けるエリアを…

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