また、一棟だけでは心配な空室のリスクも、複数棟所有することで軽減されます。万が一、一棟の空室が続き、家賃収入で借入返済がまかなえなくても、他のアパートの余剰分で補填できるからです。所有するアパートの立地を分散させれば、さらにリスクは軽減されます。上手にアパート経営をされている方、アパート経理のメリットを十分に理解されている方が複数棟購入されるのはそのためです。
③資産価値の上昇を期待できる
たいていの商品は、買った瞬間にその価値が下がります。高級車も、高級バッグも、購入時と同じ値段で売ることはできません(プレミアがつけば別ですが・・・)。しかし不動産の場合はどうでしょう。不動産の価値は、比較的物価の上昇と連動するので、資産価値の上昇を期待することができます。
例えばアパートの場合、建物は年月とともに古くなっていきますが、その価値も一緒に下がっていくとは限りません。満室が続く優秀なアパートならば、購入時より高い価格で売却することも可能です。
実際に、弊社のアパートのオーナー様が、購入から10年目に購入時よりはるかに高い価格で物件を売却され、売却益をしっかり得られていました。私としてはご購入いただいたアパートは売却せずにオーナー様にずっと持っていただきたいと思っていますが、それだけ利益が出るなら、それは売りますよね、と納得せざるを得ない値段でした。はじめての売却にショックを受けつつも、自社アパートの市場における価値の高さを確認できたので、これはこれでよしとしております。このように、不動産は購入後から楽しみが増えるのです。
「老後」「もしものとき」のための備えとして利用
④「備え」をした状態で老後を迎えられる
老後の資金をどうするかという問題は切実です。メディアでも多く取り上げられるようになりました。不安の解消のため、何かしなければと思いつつ、結局、何をしたらいいかわからず、何もしないままで年月が過ぎていくことに、さらに不安を感じている方が多いのではないでしょうか。