「メンテナンスコスト」が抑えられる新築
不動産を初めて購入する方の多くが、「まずは中古を買おう」と思われるようです。中古の方が低額で物件を手に入れることができますし、ある程度、入居の状態を確認してから購入することができます。たしかに、いきなり高額の新築を購入するより、まずは少額の中古からというのは賢明な判断かもしれません。
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しかし、私はあえて「新築アパート」の購入をお勧めいたします。初めての不動産だからこそ、新築アパートが良いのです。アパート経営を始め、将来複数棟所有する計画であれば最初に購入する1棟目が肝心だからです。
新築の最大のメリットは、最新の設備の導入、最先端の仕様を採用できるところにあります。すべて新品のため、メンテナンスコストがしばらくは大きくかかりません。長期融資がつきやすく、借入金返済額も低く抑えられるため、その分キャッシュフローが大きくなります。特に初心者の方は、新築から経営を始めた方が良いと思います。
次のようにおっしゃるお客様もいらっしゃいます。
「中古物件のほうが、お買い得じゃないですか?売主も個人の方だから、安く買えそうな気がします。新築は、販売する業者の利益が、かなり乗っかっているイメージがあるんですよね」
確かに、最初はほとんどの方が、同じように感じるのかもしれませんね。
中古物件は、ハイリスクですが、新築より安く購入できる分、経営がうまくいったときの大きなリターンを見込むことができます。良い物件か否か、それを見極める目を持っていれば、中古物件で大きく利益を出す経営を目指しても良いでしょう。
しかしその前に、中古物件の売主の立場を、ここで一緒に考えてみましょう。大きく分けて、3つのケースがあります。