めまいの危険度チェック!どんなときに起こるのか
皆さんが感じるめまいは、どんなときに起こるものでしょうか。めまいの発作は、特に前触れなくいきなり起こるパターンが最も多いのですが、いつも決まった状況で同じようなめまいが起こるなら、それも自分のめまいがどういうタイプかを見わける目安になることがあります。
朝起きるときにフラッとするというケースは、めまいの中でも、非常に訴える方が多い症状です。また、長時間立ち続ける仕事に就いている人の中には、仕事中、目の前が暗くなったような感じ(眼前暗黒感)がして、急にクラッとすることがあると訴える方もいらっしゃいます。こうしためまいをタイプでいうと、立ちくらみを起こしやすい「起立性調節障害」に当たります。
根を詰めて仕事を続け、強いストレスを感じているときにめまいを起こす人もいます。特に、パソコンを使った作業を続けたときなどに、クラッとするめまいや、頭がふらつく感じがしたという訴えはよく聞きます。
それだけで診断がつくわけではありませんが、目を酷使していると眼精疲労によって「視性めまい」を起こすことがあります。体のバランスには、耳の機能や脳血管の状態だけでなく、目からの視覚情報も関係しているからです。
さらに、特定の動作や状況によって起こるめまいがいくつかあります。めまいの中で最も多いのは、横になったときや寝返りを打ったときにグルグルめまいが起こる「良性発作性頭位めまい症」で、診断やリハビリは必要ですが、危険度の高いものではありません。