▲トップへ戻る
理想のマイホーム建築・・・業者への「要望書」の具体的な書き方

前回は、マイホームの建築担当者へ「要望・予算」を確実に伝える方法を紹介しました。今回は、思い通りのマイホームを建てるための、業者への「要望書」を具体的な書き方等を見ていきます。

主観的な表現では、何も伝えていないのと同じ

前回の続きです。部屋の大きさは、畳数でも平米でも使いやすいほうを選びます。その際に重要なのは、この部屋は最低でも10畳欲しいといった表現をすること。「広めに」といった表現は何も伝えていないのと同じです。主寝室は10畳あるのが理想だけど、他の部屋との兼ね合いがある場合は8畳でも許容範囲といった情報をきちんと伝えます。

 

居住性に関する要望は優先順位が高いものばかりです。暖房設備は家が完成してから考えればよいという建築業者もいます。また、床暖房など必要ないと本気で考えている建築業者もいます。このため、暖房方式や暖房器具は建て主の希望で選ぶことが大切です。床暖房の家に住みたければ、床暖房の家が欲しいと要望書に記入します。

 

部分的な床暖房では満足できないのであれば、家全体を蓄熱式床暖房にしたいと書きましょう。

 

[図表]要望書の記入例

建て主と建築士の「イメージ・価値観の齟齬」をなくす

なぜこうした要望書が必要なのかというと、建て主の家に対するイメージや価値観などについて、建築士には知る手段がまったくないからです。そういうと建て主の中には「あなた方は建築のプロなんでしょう」と反論する人がいます。

 

しかし、6畳の部屋を広いという人もいれば、20畳あっても「狭い」と感じる人もいます。収納設備はたくさん欲しいというとき、どこから「たくさん」になるのでしょう。建て主には、こうしたイメージや価値観を具体的な数字で設計者に伝える役割があります。

 

現在住んでいる自宅の間取りがあれば、必ず持参しましょう。何もそれを参考に似たような間取りにする、ということではありません。

 

「今の浴室よりも大きくしたい」「納戸は今と同じぐらいの大きさが欲しい」「キッチンが暗いので今と違う位置に配置したい」などと、間取りの満足・不満を表す尺度となり、建築士と建て主との共通の基準として利用できるからです。

 

紙1枚の要望書が、家の居住性・快適性を大きく左右することがあります。何を優先するのかを家族で相談し、まとめ上げていくのも楽しい作業です。

株式会社ウェルダン 代表取締役社長
一級建築士 

昭和45年東京生まれ、中央大学法学部法律学科卒業。大学を卒業し他社に就職後に、父親の創業した一級建築士事務所で建設業者である株式会社ウェルダン(本社:東京都立川市)に入社。社長となってからも、施工物件の基本設計の多くを自ら手掛けるかたわら、大工や職人との打ち合わせに参加し、顧客の家づくりにとことん関わるスタイルを貫く。建て主のためならば時には利潤にこだわらずよりよい部材・仕様の変更にも踏み切るなど、社内・社外から信頼を得ている。

著者紹介

連載人生が変わる家づくり…理想のマイホームを実現する7つのポイント

本連載は、2018年6月3日刊行の書籍『人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

 

人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム

人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム

兼坂 成一

幻冬舎メディアコンサルティング

一生に一度の家づくりで失敗したくない──マイホームを建てようとする人にとっては当然の願いです。家づくりは、家族の人生にも大きな影響を及ぼす一大イベントです。だからこそ、多くの人が間取りやデザイン、素材、設備など…

 

生命保険活用セミナーのご案内 参加無料 主催:カメハメハ倶楽部

生命保険を活用した相続対策&事業承継対策

~実践編

講師 吉永秀史氏
日時 2018年10月23日(火)
内容

※本セミナーでは、銀行や証券会社、店舗型保険代理店、一社専属代理店、

また医師会やMR出身の保険代理店などからは提供されない情報を多数ご用意しております。

 

会場 幻冬舎本社ビル内 セミナー会場

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧