ビットコインと一心同体のブロックチェーン
ブロックチェーンは、ビットコインの取引を記録している仕組みのことです。ビットコインを使った決済や運用は、すべてブロックチェーンによって管理されています。ビットコインの誕生は、ブロックチェーン技術の誕生でもあります。そのため、ビットコインとブロックチェーンは一心同体であり、同じものといってもよいでしょう。
ブロック同士をつないで「記録の整合性」を保つ
例えば、ある人が1BTC送金するとします。そして買い物で0.5BTC使います。このような取引の履歴(トランザクションといいます)が一つのブロックの中に記録されます。いつ、誰が、誰にビットコインを渡し、誰が受け取ったかという履歴がインターネット上の台帳に記録されるわけです。
取引は10分毎にブロックというものにまとめられ、時間を経るごとに、新しいブロックが生成されていきます。また、取引は世界中で24時間行われていますので、取引の結果として残高がどう変わったか、誰がいくら持っているかといった台帳としての整合性が失われないように、ブロックを次々とつなぎます。このようにブロック同士をチェーンのようにつないでいく構造になっていることから、ブロックチェーンという名前が付いているわけです。
[図表] ブロックチェーンのイメージ