前回は、会社経営におけるお金の心配をなくす「1分間経営」の魅力を取り上げました。今回は、会社の成長に「1分間経営」の実践が有効な理由を見ていきます。

ポイントを把握できれば、大きな視点で物事を見られる

世の中には「本番に弱い」人がいます。いざというときに実力を発揮できない人です。これは受験においては致命的です。模試でどんなにいい点数を取っても、入試で点数を稼げなければ志望する学校には入学できないからです。

 

社会人になっても、それは同じです。プレゼンのときに自分の言いたいことが相手に伝わらなければ、契約は獲得できません。説得力のある話ができるかどうかには、記憶が関わっています。ポイントをしっかりと把握できていれば、大きな視点で物事を見極めることができるのです。

実現が難しそうな夢も、数字の裏付けがあれば・・・

経営者であれば、会社の方向性について従業員に説明をする機会もあるはずです。年度の初めにその年の目標について話をしたり、会社の創立記念日に中長期のビジネスプランを話したりするでしょう。このようなときに会社の目標を共有できているかどうかは、その会社の成長性に関わってきます。

 

説明の際に重要なのは数字の裏付けです。なんの根拠もなく、夢ばかり語る経営者に従業員はついてくるでしょうか。経営者と従業員の意識は180度異なります。従業員は自分の生活で精一杯ですから、会社の将来など考えていません。そんな状況で夢物語を聞かされても、「そんなの無理に決まっているじゃないか」と相手にしてはくれないのです。

 

では、1分間経営を実践して、会社の数字をしっかり把握したうえで将来のビジョンを語ったとしたらどうでしょうか。実現が難しいと思える夢であったとしても、数字の裏付けがあれば、具体的な希望が見えてくるはずです。

 

それが従業員のモチベーションにつながっていくのです。一般的に、従業員のモチベーションをアップするために最も簡単な方法は、給料を増やすことです。しかし、中小企業にとって、人件費を増やすことはそう簡単なことではありません。

 

であれば、別の方法で従業員のモチベーションを上げる必要があります。その一つの方法が夢の共有です。従業員に「この社長と一緒に頑張りたい」という気持ちを持ってもらえれば、会社は成長できるのです。そのときに、この1分間経営が大いに役に立つのです。

プレイングプレジテントの 1分間経営

プレイングプレジテントの 1分間経営

山下秀樹

幻冬舎メディアコンサルティング

忙しく外を飛び回る経営者、特に自らも営業などマルチに働く中小企業の経営者──「プレイングプレジデント」の場合、じっくりと数字を把握し、戦略を練るための時間は限られています。 筆者自身も現場で業務をこなしながら経…

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