前回は、不動産投資で利用できる「アパートローン」の基礎知識を説明しました。今回は、不動産業者を活用した「アパートローン」の利用について見ていきます。

融資審査が厳しく、金利も高いアパートローンだが・・・

アパートローンと住宅ローンを比べると、前者のほうが融資の審査が厳しく、金利も高いのが一般的です。アパートローンはあくまでも投資目的の商品であるためです。

 

生活の拠点となるマイホームが“必需品”といえるのとは異なり、投資目的の不動産は事業性を兼ね備えたリスク商品とみなされているため、貸し出しの条件がより厳格になっているのです。

 

住宅ローンと聞くと、大手メガバンクや都市銀行などが真っ先に思い浮かぶと思いますが、残念なことに投資用の不動産に関してこれらの銀行から積極的な融資を受けることは難しいのが現状です。投資用不動産の融資を積極的にしているのは、ノンバンク、地銀、信金、信託銀行などが主となります。

 

例えば、

 

「一部上場企業に勤めていて年収が1000万円を超えている」

「購入する物件の価格の半分を頭金として用意している」

 

といった人が、付き合いのある銀行に自分で相談したとしても融資を受けることがなかなか難しいケースがあります。けれども我々のように投資用不動産専門に扱う業者と提携しているノンバンクだとすんなり融資が降りたりもします。

 

実際、大手メガバンクに勤めており申し分ない収入を得ている人が、不動産投資の資金の融資先を独力で見つけようとしたところすべての銀行に断られ、最終的には我々が提携している金融機関を通じてすんなり融資を得たようなケースを見聞きしたこともあります。

どの金融機関で、どの程度借りられるかを把握

ノンバンクと聞くと若干金利が高いイメージはあるかもしれませんが、我々が提携させていただいているところも、一番良い条件では団体信用生命保険にもしっかり加入したうえで金利1%台と、ご安心頂ける条件になっております。

 

まずは自分がどこの金融機関でどの程度借り入れることができるかも不動産会社のコンサルティング担当に相談の上、把握することもスタートの段階では望ましいでしょう。

 

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本連載は、2017年12月25日刊行の書籍『不動産投資の「勝ち方」が1時間でわかる本』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

不動産投資の「勝ち方」が1時間でわかる本

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吉村 拓

幻冬舎メディアコンサルティング

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