今回は、なぜ投資用不動産の購入は早いほうが有利なのか、その理由を見ていきます。※本連載は、マネー総合研究所・所長の杉田卓哉氏の著書、『外貨積立から不動産投資まで 今すぐ資産を増やす「マネー新常識」』(サンライズパブリッシング)より一部を抜粋し、自身の労働時間に依存することなく、大きな収入を得るための資産運用の方法を紹介します。

現状の利回りは低下傾向でも、先のことはわからない

不動産投資はブームといってよいほど一般的に知られるようになりました。10年前は不動産投資という言葉自体がほとんど知られていませんでしたが、毎日あちらこちらでセミナーが開催され、膨大な数の書籍が出版されています。不動産を買おうとする人が増え続けているため価格は上昇傾向にあり、この流れは今後も続くでしょう。

 

価格が上がっているということは、利回りは低下傾向にあるということです。そのためブームが落ち着くまで様子を見ようという人もいるようですが、物件を買うなら早いに越したことはありません。

 

現状、利回りが低下傾向にあるといっても、また上昇に転じるかどうかは後にならないとわかりません。もしこのまま下がり続けたら、数年後に今を振り返ってみたときに、「あのとき買っておけばよかった」となるでしょう。

 

今は不動産の売りどきだという人もいますが、それは市場価格が低い頃に仕入れた物件についての話です。今が買いどきであるかどうかとは関係ありません。

早く投資を始めれば、お金が貯まるのも早くなる!?

単純に、早く始めればその分お金が貯まるのも早いものです。

 

例えば、今、物件を買うとキャッシュフロー(家賃からローン返済や経費を差し引いて手元に残るお金)が毎年200万円残るとします。3年後に買うと利回りが上がり、年間のキャッシュフローが300万円残るとします。一見すると3年我慢すれば毎年100万円得をするようですが、3年早くやっていれば受け取れた600万円は損しているわけです。

 

また、3年後も今と同じように融資がつくかどうかはわかりません。利回りが上がった頃に不動産投資を始めようとしても、そのときに買えるという保証はないのです。

 

それに、繰り返しになりますが、利回りが今後上がるかどうかは誰にも予想できません。

 

利回りはこれからもっと下がるかもしれませんし、キャッシュフローがプラスになるのであれば、本格的な財産形成を早い段階で始めることができます。それゆえ不動産投資を始めるのは早いに越したことはありません。ただし、赤字になるような物件を買ってしまうと、年を経ることに赤字が膨んでいくだけなので注意しなければなりません。

 

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杉田 卓哉

サンライズパブリッシング

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