ふせんで事業計画を作成する「moreメソッド」の流れ
moreメソッドは、
Ⅰ.頭に浮かぶことをすべて書き出す
Ⅱ.書き出した言葉を整理する
Ⅲ.整理した言葉で、成功への道順を考える
という3つの作業を行います。
これだけです。他の分析方法とは比べものにならないくらい簡単です。
作成作業開始のために準備するものは「6つ」
①時間――4時間
まずは時間を用意してください。4時間は長いように思えますが、飲み会なら1回分、2時間ドラマなら2本、新幹線なら東京広島間、デートならまだまだ物足りない時間の長さです。休日なら朝一番に始めれば、午前中に終えることができます。忙しい方ばかりでしょうが、ぜひ時間を割いてください。それだけの価値はあります。
②ポスト・イット――次の種類と数
ポスト・イットはⅠの作業のために用います。スリーエム社製ポスト・イット「ふせん」(たて75ミリ × よこ25ミリ)を、以下の数を準備してください。
・黄100枚×3束
・ピンク100枚×2束
ポスト・イットのメーカー、銘柄、サイズ、色、数は、必ずお守りください。とくにスリーエム社製であることに、こだわったほうがよいでしょう。moreメソッドではこのポスト・イットを、繰り返し、貼ったり剥がしたりします。百円均一店で販売しているような安いふせんは、接着力が弱く、すぐに役立たなくなるのです。
③要因分析シート――25枚
書き出したポスト・イットを貼るための台紙です。Ⅱの作業の第1段階に用います。筆者著書『ふせん1枚から始める「事業計画」』の付録(図表1のもの)をA4大に拡大コピーするか、筆者著書巻末のURLからダウンロードし、印刷してください。用紙の大きさ、拡大比率は必ずお守りください。
④BEST/WORSTシート――計4枚
③で貼ったポスト・イットをさらに整理するために用います。Ⅱの作業の第2段階で必要となります。筆者著書『ふせん1枚から始める「事業計画」』の付録(図表1のもの)をA4大に拡大コピーしてください。用紙の大きさ、拡大比率は必ずお守りください。
・黄BEST20
・黄WORST20
・ピンクBEST20
・ピンクWORST20
という4種類のシートを1枚ずつ準備します。
[図表1]
[写真]
⑤戦略シート――1枚
Ⅲの作業を行うために用います。筆者著書『ふせん1枚から始める「事業計画」』50頁の戦略シートをA3大に拡大コピーしてください。用紙の大きさ、拡大比率は必ずお守りください。
という4種類のシートを1枚ずつ準備します。
⑥トップウォッチ――1つ
分単位で時間を計測して知らせるストップウォッチか、類する機能をもつものを用意してください。目覚まし時計でもよいですし、スマートフォンのアラーム機能でもかまいません。時間を正しく計ることは、このメソッドを成功させる、大きなかぎとなります。
[図表2]