信頼できる業者があったとしても・・・
特定の地域でマイホームの購入を検討している場合でも、1社に相談するだけで決めないほうがいいでしょう。1社だけでは他社と比較できませんし、場合によっては偏った情報で判断せざるを得ないことにもなりかねません。
住宅の特徴として、価格や価値というのはどうしてもあいまいになりがちです。そのため、偏った情報からは正しく評価できないという側面があるのです。だからこそ、1社だけで判断するのは危険です。情報収集は幅広く行いましょう。
幅広いところから情報収集できていれば、信頼できる業者から購入して問題ありません。大切なのは、任せていい部分と、自分が知るべきことをきちんとわけて、無理のない範囲で対応することなのです。1社で決めてはいけないとは、つまりそういうことです。
「その業者になにを求めるのか?」という発想が大切
あとは、その不動産業者がどのようなスタンスで事業をしているのかということについても、理解しておいたほうがいいでしょう。例えば、街角にひっそりと店舗を構えている業者と、全国的にチェーン展開している業者とでは、明らかにスタンスが異なります。
どちらがいいということではなく、「その業者になにを求めるのか?」という発想が大切です。その地域ならではの情報収集がしたいのであれば、地元に根づいた業者からヒアリングしたほうが、実りが多いでしょう。一方で、丁寧な接客は大手のほうが強いかもしれません。
いずれにしても、最後に見るべきなのは人間性です。信用できる情報をもらえそうか、あるいは信頼して任せることができるのか。資産価値という観点からも、最終的にマイホームの購入を判断するには、やはり人間性を見ることが欠かせません。