「決断」できない理由があるなら、まずはその解決を
もし、今の仕事になんらかの悩みを抱えている夫婦の場合、住宅ローンを組むことによって、今の仕事を定年まで続けなければいけないと考えてしまい、結果的にマイホームの購入を躊躇しているのかもしれません。それは仕事に原因があるわけです。
そのような事情があるのであれば、マイホームの購入について話すのではなく、まずは仕事について相談し合う必要があるでしょう。仕事について決断したうえで、マイホームの購入を検討したほうが、結果的にスムーズに進むはずです。
一方で、単純に高い買い物を恐れているということであれば、現在の生活とマイホーム購入後の生活との違いについてイメージしてもらえばいいでしょう。マイホームというもののすばらしさを理解してもらえれば、前向きに検討してもらえるはずです。
誰かの独断で決定すれば、購入後の満足度は低下する
いずれにしても、どのような言葉が響くのかは人それぞれです。家族を説得する場合には、「どんな言葉が響くのか」「どのように相談すればいいのか」ということから考えることが大切です。
もちろん、定期的に家族会議を開いている家庭であれば、そのようなシーンで話を持ちかければいいでしょう。そのような場がないということであれば、あらためて家族で話し合える場を設けなければなりません。
まったく相談しないまま、誰かが独断で決めてしまうと、結果的に購入後の満足度が下がってしまう可能性があります。いくら物件が良くても、家族のコンセンサスが得られていなければ危険だということを認識しておいてください。